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別冊在庫、数点復活しました(2023/7/5更新)

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2013年8月22日木曜日

【「ドンブリ」は「電撃戦」】

 陸海空自衛隊が参加する画期的な演習となった「Dawn Blitz/ドーンブリッツ 2013」。
 小誌でも、フォトジャーナリストの菊池雅之氏による写真と取材記を8月号 (カラーグラビア)と9月号(従軍ルポ)に掲載している。

 ここから本題。
 この「ドーン・ブリッツ」は「夜明けの電撃戦」と報じられることが多かったが、編集部では「電撃戦はBlitz KriegであってBlitzだけなら電撃」というマニアにありがちな拘りから、8月号では「夜明けの電撃」というタイトルをつけた。
 ところが、帰国した菊池氏によると、アメリカ軍では「ブリッツ」というドイツ語はそれだけで「電撃戦」という意識であって、まさに「夜明けの電撃戦」 という意味なのだそうだ。
 なので9月号では素直に「夜明けの電撃戦」という言葉を用いていただいた次第。

 ちなみに、電撃戦に関する書籍では『電撃戦』(レン・デイトン著/ハヤカワ・ノンフィクション刊)と、『電撃戦という幻』(カール・ハインツ・フリーザー著/中央公論社刊:上下巻)がオススメ。

2013年8月14日水曜日

【関門海峡の機雷処理】

 8月13日火曜日午前10時30分、関門海峡の入り口に近い下関市沖海中で轟音とともに100m以上の水柱が上がった。海上自衛隊下関基地隊による、機雷の爆破処理成功の瞬間である。
 
 この機雷は長さ2m超・重さ約900kgと伝えられているから、「飢餓作戦(オペレーション・スタベーション)」として太平洋戦争末期の5か月間に1万1277個が敷設されたうちの、MK25シリーズだろう。

 このMK25 Mod2は全長230cm、重量835kgで、うち炸薬量は510kgという強力なもので、しかも自滅装置は省略されている、やっかいなシロモノ。

 戦後、これら機雷を処理することが海上自衛隊の重要な任務であり続け、そこで培った技術が、湾岸戦争後のペルシャ湾掃海任務で生きたわけだ。
 
8月10日に発売の『軍事研究』9月号から、ペルシャ湾掃海派遣部隊指揮官を務めた落合畯元海将補の回想録の連載が始まりました。
他では読めない、イイ話がテンコ盛りです。

2013年8月9日金曜日

【アメリカのテロ警戒宣言】

 8月5日からアメリカ政府は、アルカイダ系組織からのテロ攻撃の可能性が高まったとして、在外公館を閉鎖するなどして警戒を強めている。
 アメリカ政府の脳裏には“第二の9・11”と呼ばれる、去年の9月に起きた在リビア領事館襲撃事件があるのかもしれない?
 こうした「テロ攻撃の可能性」を判断する材料を提供しているのが、アメリカの各種インテリジェンス機関なのは間違いないわけで、そのひとつが、例のNSA(国家安全保障局)なのであろう。
 明日の8月10日発売の『軍事研究』9月号では、黒井文太郎氏による「暴かれたアメリカの全世界監視・盗聴作戦」、そして井上孝司氏による「情報漏洩:インサイダーの脅威」の二本でスノーデン事件を取り上げています。
 また、2013年5月号には阿部拓磨氏による「ベンガジ米領事館襲撃:大使殺害! 8時間に及ぶ壮絶な攻防戦」で、在リビア領事館襲撃事件の詳細なドキュメントを掲載。こちらもよろしく!!