報道によると、アメリカのオバマ大統領は8月18日、反政府デモ への武力弾圧を続けるシリアのアサド大統領に退陣を要求する声明を発表したとのこと。
この「武力弾圧」が「虐殺」に近いものであることは、『軍事研究』2011年8月号に掲載した黒井文太郎氏による「内戦のリビアと虐殺のシリア」に詳しい。
それにしても。かつて南ベトナム、王政イラン、中南米等々、“こちら側”の国々ならばいかに愚劣な内政状態であっても支援と支持を続けた1960~1990年代を思うと、まさに隔世の感がある。
なお、9月10日発売の『軍事研究』2011年10月号では、やはり黒井氏によるシリア難民現地ルポを掲載予定。乞御期待!