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10月4日、別冊発売のお知らせ(米中ロの最新主力戦闘機)

軍事研究2018年11月号別冊 『米中ロの最新主力戦闘機』 新兵器最前線シリーズ 軍事研究2018年11月号別冊 2018年10月4日(木)発売! 大変お待たせしました。 新兵器最前線シリーズの別冊を発売します。 オールカラー2500円(税込)です...

2017年10月31日火曜日

【日本の政治家(もちろん国民も)選挙作法を知らず】

今回の総選挙を一言で総括するならば、馬鹿な男が腹黒い女に騙された。
しかも本当に愚かなのはその女だったということに尽きるだろう。しかしもう一歩突っ込んで考察するならば、この国の政治家(与党執行部に連なる大物を除く)及びマスメディアは勿論、大多数の国民が選挙制度の作法を全く理解してなかったことが露呈した選挙だったと言っても過言ではない。

 前原誠司や小池百合子は保守二大政党制を目指したという趣旨の言葉を語っているが、二大政党か多党制かというのは一握りの政治家が望んで実現するようなものではない。欧州は多党連立が好きで、英米は二大政党制が好きだからそうなっているのではなく、欧州が比例代表制(小選挙区比例代表併用制も同じ)を採っていて、英米が多数代表制(小選挙区制)を採っているから必然的にその様に収斂されて行ったに過ぎない。

 我が国の採用する小選挙区比例代表並立制の場合、野党が小選挙区で候補者の調整をせず乱立している限り、与党が圧倒的に有利で政権交代はまず不可能なのである。
そこで小選挙区では野党が一本化し、現状に満足する有権者は与党を、そうでないなら野党をと割り切って投票しなければならない。

我が国のメディアは「自分の意見に最も近いと思える政策を掲げる政党を選んでください」という出鱈目なアドバイスを連日繰り返していたが、これは比例区についてのみ通用する作法なのである。

 政権が安定しているというのはそれ自体メリットではあるが、議会制民主主義は政権交代及びその可能性の緊張感を前提として成り立っている。政権選択選挙などという美名に惑わされ自民永久政権化が続くことになれば、野党は勿論、与党の党内民主主義も停滞し、お友達のみが甘い汁を吸う世の中になることを肝に銘ずべきである。

2017年10月27日金曜日

【知られざる、フィンランドの『ロッタ』本が出ています】

1921年から1944年まで活動したフィンランドの女性による軍支援組織「ロッタ・スヴァルド協会」をご存知でしょうか。

ペンネーム「わかば氏」がフィンランドで取材・資料収集して同人誌として発行した本書は、本邦であまり知られていないロッタについて日本語で概観し、読者に探索の入口を提供しています。

詳細および購入方法は、こちらで https://xa.la/wp/




2017年10月24日火曜日

【『大きい1年生と小さな2年生』に再会】

 台風21号の影響で終日雨となった10月21日土曜、洗濯物を乾かすために近所に新しくオープンしたコインランドリーを使ってみることに。
 乾燥機を起動させ、ふと、書籍BOXを見るとファッション誌や週刊誌、絵本と並んで、小学生の頃に何度も読み返した『大きい1年生と小さな2年生』(偕成社)の単行本があるではないの!
 しかも真新しい。
 奥付を見て仰け反った。なんと194刷!
 いやぁ、隠れた(?)ロングセラーだったんですね…。

2017年10月18日水曜日

【危険運転を助長する馬鹿テレビ】

あおり運転などの危険運転を繰り返す、所謂「ロードレイジ」が社会問題化されているが、そのニュースを報じるテレビ局が、同じ番組の中でAmazonにおいて配信される「戦闘車」という番組のCMを垂れ流しているのには驚きを禁じ得ない。

同番組は、お笑いタレント達が両軍に分かれて、乗用車をぶつけ合って戦うゲーム番組らしいが、この趣旨はロードレイジの心理と通底するのみならず、それを助長するものであると見て間違いない。いまこの時期に、斯様な番組を放映する企業の意図は奈辺にあるのか。

本来「戦闘車」とは現代の地上戦闘で使用される、歩兵の乗車する戦闘車両のことであり、愚か者のエンターテイメント番組が「戦闘車」という名称を使用することは、著しく偏見と誤解を撒き散らすことに繋がり、愚者の拡大再生産に繋がるのではないかと危惧せざるを得ない。

戦争とは、個別に見ての善悪はさておき、己の属する共同体の平和・安全・正義を実現するための行為であって、ストレス発散という下卑た己の欲望のためにする行為ではない。

須らくマスコミは国民に正しい知識を広めるべきものであり、愚民化を推し進めるテレビは恥を知るべきである。と、ここまで読んで、「また、日本社会特有の自主規制が始まった」と思った諸氏があるかもしれないが、全く違う。R○○のように視聴制限をかけることでは諸外国のほうが日本よりもはるかに上である。

しかるにロードレイジは20代~60代であり、年齢で区切ることができない。何歳になってもバカはバカなのであるから、危険運転を助長させる番組はたとえ会員制であっても放映すべきではなかろう。

2017年10月16日月曜日

【北朝鮮、またまたもや弾道ミサイル発射か!?】

 報道によると(10月15日)、北朝鮮でまたしても弾道ミサイル発射の兆候が見られるという。
 10月10日の朝鮮労働党創建記念日とはズレているが…といった観測もあるようだが、北朝鮮は“記念日だから”ミサイル実射を行なっているわけではない。そしてアメリカと戦争をしたがっているわけでもないし、日本など眼中にない。

 なぜか?は、ただいま発売中の「軍事研究』2017年11月号の「お願いだから攻めてこないでくれ! 金正恩の望みは唯一『金王朝』の永続」をご覧ください。

2017年10月14日土曜日

【神戸製鋼は安倍総理の原点?】

再三、強度データを改竄し、世に不良品を拡散させている神戸製鋼は、安倍晋三総理大臣が最初に就職した会社としても有名である。安倍総理が「私の社会人としての原点だ」と語ったとも伝えられている。

神戸製鋼の製品は、新幹線・H-Ⅱロケット・MRJをはじめ、国産の主要防衛装備品の多くにも採用されているというから、国防上まことに由々しき事態と言わねばなるまい。これは談合や不正請求といったレベルの不祥事ではない。

たとえ安倍総理と昵懇の企業であるとしても、このような企業は防衛産業から永久追放するくらいの処分を科さねばならないのではないだろうか。

2017年10月11日水曜日

【本当にあった怖いハナシ】

「もしもし、私“ランサーちゃん”。今、グアムにいるの。これから遊びに行くね!」


「もしもし、私“ランサーちゃん”。今、三沢にいるの」


「もしもし、私“ランサーちゃん”。今、日本海の上を飛んでるの」


「もしもし、私“ランサーちゃん”。今、半島に入ったの」


「もしもし、私“ランサーちゃん”。今、
お前の頭上にいるの」

 報道によると、10月10日夜、グアムから飛び立ったB-1B爆撃機2機が、朝鮮半島上空で空対地ミサイルの発射訓練を行なったという。
 この「空対地ミサイル」模擬発射、まさかAGM-69 SRAM(核弾頭)ではあるまいな…。

なお、B-1Bランサーについては、軍事研究2017年10月号「金正恩がおびえる最強兵器 超音速爆撃機B-1Bランサー」(青木謙知氏)で詳しく解説されているので、ぜひご参照ください。

2017年10月10日火曜日

【サルでも獲れるノーベル平和賞】

 今年のノーベル平和賞は反核団体icanが受賞した。核兵器の悲惨さや核兵器廃絶の必要性を訴え、核兵器禁止条約の成立を成し遂げたことが認められたのが理由だという。
 確かに、2009年に何の実績もなく、ただwe canと叫んで賞を食い逃げしたバラク・オバマよりはましではある。しかし、核兵器の悲惨さはほぼ全ての人が知っていて、核兵器廃絶もほぼ全ての人が望んでいることだろう。
 
 この問題は、米国の銃規制問題と同じで、ただ叫び続けていれば解決に繋がるというものではない。重要なのは問題解決に導く、方法論・技術論もしくは制度的枠組みの確立である。
 即ち、如何にすれば核兵器を保有することが無意味になるか、如何にすれば核兵器を保有する方が損になるか、という課題に対する「解」を導かねば、何の意味もない。核兵器禁止条約に100か国以上が賛成していても、主要国が一国たりとも賛成していない理由はそこにある。
 
 スウェーデンのノーベル賞の授賞者は、何れも世界の宝ともいうべき碩学が受賞しているが、平和賞については昔から疑問が多く、パフォーマンスや政治的配慮で選ばれているとしか思えない者のオンパレードである。コツさえつかんで機会があれば、サルでも受賞できるといっても過言ではない。いずれユーキャンにノーベル平和賞受賞講座ができるのも近いだろう。
 
 この「暴言」を覆したいというNGOや政治家・平和活動家がいるならば、先ずもって北朝鮮の核開発や中国の侵略行為を断念させるシステムを考案して欲しいものである。

2017年10月6日金曜日

【新刊紹介『パンツァー・オペラツィオーネン』】

『パンツァー・オペラツィオーネン』
第3装甲集団司令官「バルバロッサ」作戦回顧録

ヘルマン・ホート著/大木毅編・訳・解説
作品社刊
三六〇〇円+税

 第二次世界大戦、とくに東部戦線で装甲部隊司令官などを務め、兵士から「ホート親父」の愛称で親しまれたヘルマン・ホート上級大将(最終階級)の名は、戦史好きなら聞いたことがあるはずだ。

 マンシュタインやグデーリアンに比べ、これまで紹介される機会の少なかったホートの回顧録が戦後の小論文をも合わせて出版された(オリジナル図版全収録!)。
 独ソ戦の全貌を知るうえでも極めて貴重な第一級の歴史の証言といえよう。すでに進攻2日目にはソ連の貧弱な“道路”のために大混乱に陥っていたとの告白には唖然とするしかない。

 また戦略と戦術の狭間での指揮官の役割などなど、実戦下の軍隊という巨大組織を考えるうえでの、貴重な知見を与えてくれる。

2017年10月4日水曜日

【金正恩のガッツポーズ】

北朝鮮のプロパガンダと言えば、安っぽい絵や静止画像に絶叫調のアナウンスと相場が決まっていたものだ。しかし、最近になって違和感を受けるというウォッチャーの声を耳にする様になって来た。確かに、良く言えば垢抜け、あるいはイマ風になってきた感を受ける。

今月10日発行の「軍事研究11月号」黒井文太郎氏の記事に掲載されている、「ガッツポーズをとる金正恩」の写真がその好例なので是非ご覧になって頂きたいが、満面の笑みの金正恩、妻と手を繋いで歩く金正恩、部下と並んでミサイルを見つめる金正恩の写真等は、祖父・金日成はもちろん父・金正日の時代には全く考えられなかったものである。

金正恩が先進国のリーダーと同様、人間味があることをアピールする狙いなのかも知れないが、北朝鮮を長年ウォッチングしている人々にとっては、唯一残った社会主義調プロパガンダの終焉が名残惜しくもあるそうな。

しかしウォッチャーの未練はともかく、北朝鮮国内の人民に親しみを植え付けるつもりが逆効果となって、カリスマが急速に低下している様だから深刻だ。論より証拠、金正恩の代になっての大粛清の嵐は権威急落の裏返しでもある。現人神であった先代、先々代ではそもそも反抗心が起こる種すらなかったが、独裁者が自分と同じ人間だと分かればクーデターの一つも起こるというものだ。思いの外、北朝鮮の終焉は近いかも知れない。