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別冊在庫、数点復活しました(2023/7/5更新)

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2020年8月21日金曜日

【ロシアでまたも「毒を盛られた」】

2020年8月20~21日の報道では「露の反政権指導者 急に意識不明」とのこと。
またしてもロシアで暗殺か? という感はあるが、こうした事件について過去に弊誌でも取り上げている。
どちらの号も在庫があるので、興味を持たれた方はぜひご一読ください。

2019年4月号
拾った香水瓶に「軍用神経剤」
猛毒『ノビチョク』の分子構造をばらした男
濱田昌彦氏

2018年7月号
軍用神経剤『ノビチョク』とは何か
元ロシア人二重スパイ暗殺未遂事件
濱田昌彦

これは21世紀の出来事なのか!?
『暗殺国家』ロシア、北朝鮮、中国
黒井文太郎

お求めは書店、または通販をご利用ください。

2020年8月6日木曜日

【レバノンの爆発】

レバノンの爆発のニュースで(一部で)話題になっているハリファックス爆発は、
1917年の「ハリファックスⅠ」と、1945年の「ハリファックスⅡ」の2回ですね。
「Ⅰ」では家の中から船火事を見ていたところ爆発、割れたガラスの破片を浴びて200人以上が失明したそうです。

追記:
日本での火薬類爆発事故といえば、1945年の二股トンネル爆発です。
小山がほとんど吹き飛ぶという猛烈な事故でした。
山でドングリ集めをしていて、犠牲になった小学生29人と先生が気の毒でなりません。
原因は進駐軍(占領軍)が日本軍の火薬類を無茶な方法で焼却処分しようとしたことによります。

2020年4月8日水曜日

【緊急事態宣言と正しい情報】

 4月7日、新型コロナウイルス感染者急増を受けて日本政府は東京都をはじめ7都府県に緊急事態宣言を発令した。

 発令する安倍首相は「正しい情報による冷静な判断」というような文言を繰り返したが、これはまぁ、TVの“ワイドショー”やら“情報番組”そして夕刊紙や週刊誌の軽薄&無責任な煽り発言や飛ばし記事に乗せられてはいけない、ということでしょう。

 でも、煽りコメントや「専門家」なる人たちの発言をいかに揮い分けるのか?

 それは10日(金)発売の月刊軍事研究2020年5月号の黒井文太郎氏の記事「ウイルスの感染力より恐い陰謀論の拡散 武漢発『コロナ・パンデミック』」ですべて解説しております。ぜひご覧ください!

2020年3月5日木曜日

【コロナとTVメディア】

 
写真はイメージです

TVメディア、とくに“ワイドショー”“情報番組”に煽られて、マスク→ガーゼ→除菌/消毒用品→ティッシュ→トイレットペーパー→ を買い込む人たちが続出。

 どこかのTVで
「ご覧ください、この通り『軍事研究』が完全に売り切れています」
とかやってくれないもんだろか……。

 それはさておき、
『軍事研究』2020年4月号:第6世代FX開発開始!
 は盛り沢山の内容で、3月10日(火曜)発売です。目次を公式HPにアップしました。

2019年7月23日火曜日

【不買運動波及必至!? 韓国軍艦の日本製装備品】

(写真:柿谷哲也)
写真:柿谷哲也

 自身の不透明な貿易行為により日本からホワイト国認定を取り消された韓国は、例によって例のごとく、官民あげて逆ギレ中。
 韓国の一部では日本製品の不買運動も起きているらしい。
 ところで、韓国海軍の揚陸艦「ドクト」の旗甲板の望遠鏡は、韓国が言うところの“戦犯企業”のひとつであるニコンの、Nikon 20×120-Ⅲ。
 誰か不買運動に息巻いている韓国の人たちに教えてやってください…。

写真:柿谷哲也

追記:一部で大好評の、柿谷哲也氏の「58日間ほぼ世界一周取材記」は、2019年3月号、5月号、8月号に掲載!
オンラインショップはこちら【軍事研究通販】2019年8月号

2019年6月24日月曜日

【タンカー被弾事件の真相、やったのは誰か!?】

写真:internet

6月13日にホルムズ海峡に近いオマーン湾で2隻のタンカーが攻撃を受けた。

 何者の仕業か? 動機は? 武器は?

 真面目な考察から陰謀論までが飛びかっているが、『軍事研究』でも8月号(7月10日発売)にて、この問題を緊急特集。

 思い込みや無知や誤解~ちなみに「ミサイルや魚雷だったら1撃で爆沈していただろう」なんて書いてあったら、その記事は眉に唾付けて読んだ方がよい。排水量万トン級のタンカーはビックリするぐらい被弾/被雷に強い~を排して徹底分析!

 お楽しみに!

2019年5月14日火曜日

【今度は渋谷で“不審ドローン”】

 連休中、皇居周辺などで“不審なドローン(無許可のUAV)”が目撃されたが、今度は渋谷はハチ公近辺で不審ドローンが飛行。

 報道によると操作していたのは外国人観光客らしいが、東京オリンピック・パラリンピックを来年にひかえ、ドローン(UAV)警備は焦眉の急といえよう。

『軍事研究』2019年6月号の「防衛産業ニュース・プラス」では、国産のドローン検知システムを紹介しているので、御興味のある方はぜひご一読ください。

2019年3月6日水曜日

【『ゾンビが来たから人生見直した件』が面白い、けれど…】

 NHKの「よるドラ」『ゾンビが来たから人生見直した件』はたまたま観始めたのだが、これが面白い!

 とくに「なぜゾンビは最初、ノロノロと動くのか?」の解釈は、日本的でサイコーだ。
 でも気になる点もあって…

◆封鎖部隊が持ってる銃が、M4カービンそしてG3バトルライフルまではOKだが、もう一人はなぜかMP40サブマシンガン。もう、これが気になって気になって会話どころじゃなかった。
 でもまぁ、きょうびMP40が見られて眼福眼福!!

◆「ライフル」というセリフ。
 ピザ屋(阿部亮平)の「この国でライフルなんか持てるのは――(政府/軍隊に)決まってんだろ」というセリフは、絶対にオカシイ。

 なぜなら合法的に正しく「ライフル」を所持している人は、日本にも大勢いるのだから(脚本&スタッフは『山賊ダイアリー〈講談社〉』を読むべし)。

 ここは「武器」あるいは意味を汲んで「機関銃」でしょう。

 DVDあるいはBDにする時には、ここはアテレコかなんかで直して欲しい。

 いずれにせよ、今度の土曜(3月9日)の最終回が楽しみ。
 どうも「町ごと爆撃して証拠隠滅作戦」が迫るらしい。

 でも自衛隊には能力的に無理なような…。
 もしかしたらこれは、日本人が日本で撮った“中国またはロシアが舞台のお話”なのかもしれません。
 ゾンビは国や民族を越える。。

これが「MP40」です(出典:Bundesarchiv)

2019年2月28日木曜日

【『映画ドラえもん のび太の月面探査記』】

 先日、映画館で3月1日(金)劇場公開の『映画ドラえもん のび太の月面探査記』の予告編を見た。

 今度は月の裏側へ冒険!というSTORYに「今、月の裏側に行ったら、いるのは中国人じゃないの?」と心のなかでツッコミを入れてしまいました。

 理由は、『軍事研究』2019年2月号特集「宇宙戦争時代が始まった!」、とくに上河徹氏の記事『中国「嫦娥4号」月の裏側を目指す』をぜひ、ご覧ください。

2018年12月20日木曜日

【札幌ガス爆発=燃料気化爆弾】

12月16日に札幌で起きた、スプレー缶大量噴出によるとされる爆発事故/事件。

「爆弾のようなもの」「爆轟が発生」などの分析が報じられていますが、ようは、これがFAE(燃料気化爆弾)あるいはサーモバリック爆弾の原理です。

 写真はアメリカ軍のFAE作動プロセス。
(1)BLU-96が落ちてきて…

(2)燃料を散布、

(3)爆発

 またロシア軍は多連装サーモバリック弾頭ロケットランチャー「TOA-1ブラチーノ」をイラクやシリアで使用しているらしい。

2018年12月4日火曜日

【国際航空宇宙展に行ってきました】

 日本航空宇宙工業会(SJAC)と東京ビッグサイト共催の「国際航空宇宙展2018東京(JA2018)」が11月28日から30日まで東京ビッグサイト東新展示場の第7・第8ホールで開催され、500以上の国内外企業・団体等が出展。もちろん弊社からも担当者が3日間、会場に足を運び、情報収集を行なった。
防衛装備庁のブースに展示された、将来戦闘機用エンジンの研究試作において実際に使われた地上試験用の供試体。
ロッキード・マーチン社のブースに置かれたF-35戦闘機の模型。奥は航空自衛隊も採用するA型で、手前はSTOVL型のB型。B型については、わが国でも今後導入する計画があると報じられている
2016年以来の開催となったJA2018は、年末に防衛大綱の見直しと次期中期防衛力整備計画の策定を控えているためか、防衛分野に関しては外国企業の展示が目立つ一方で、国内企業の展示は控えめなように見受けられた。また講演でも、日本の航空機産業が期待を寄せるF-2後継機(将来戦闘機)の開発に関する、踏み込んだ発言が聞かれなかったのは残念だった。

なお、本誌でも機会を捉えて、将来戦闘機をめぐる状況を取り上げていきます。

SUBARUのブースに展示された民間向け最新型ヘリコプター「SUBARU BELL 412EPX」の大型模型。同社では、412EPXをベースに陸上自衛隊向け新多用途ヘリコプター(UH-X)の開発も進めている。

2018年10月22日月曜日

【トランプ大統領の「INF全廃条約」破棄宣言、ロシアの条約違反疑惑、北朝鮮の核開発】

 10月20日、アメリカのトランプ大統領がソ連/ロシアとの「INF(中距離核戦力)全廃条約」について破棄を表明。

 この件でも「トランプけしからん!」な報道が目につく。
 トランプ大統領が“困ったちゃん”な人物なのは確かだ。

 だが、ロシアがINF条約違反疑惑の新兵器(例えばSS-C-8巡航ミサイルやRS-26ルベーシュICBMなど)を開発配備しているのも事実だし、核兵器を含めた軍備増強に突っ走る中国への問題もある。

 詳しくは、
軍事研究2018年8月号の軍事情報研究会「戦争を変える『現代の超兵器』Vol.13ミサイル防衛無力!露中『極超音速兵器&対艦弾道弾』、

2018年5月号の田中三郎氏「新ICBM『DF-41』の開発と『地下長城』、
小泉悠氏の「ロシア『戦略ロケット部隊』の復活」、

2017年5月号の小泉悠氏「オバマ嫌いのトランプが核軍縮を無効にする?」
といった記事をぜひ、ご一読ください。

 それにしても、NHKなどでは恒例の「被爆地からの声」をやっているが、日本としては核開発を実際には止めようとしていない隣国、北朝鮮を憂慮すべきでは?

2018年9月25日火曜日

【新聞『河北新報』が危ない!】

 9月24日配信の『河北新報』の「〈仙台・警官刺殺〉容疑の大学生、軍備テーマの卒論準備動機との関連調査」を読んで、久しぶりに仰け反りました。

 これでは小誌をはじめとする各種ミリタリー雑誌編集部、そして戦史や軍事思想・軍備に関する書籍を出版している作○社や草○社、白○社などなどは交番襲撃予備軍となってしまう。

 こういう記事を書くメンタリティの人間が「朝鮮人が井戸に毒を撒いている」とか言い出すのだ。桑原、桑原…。

 それにしても、「ウエストポーチのうち、一つは軍隊の装備品に多い迷彩柄だった」って、なに?この幼稚な文章……。

2018年3月7日水曜日

【チンギス・ハーンと外務省と小学館】

 小学館の『コロコロコミック』掲載のマンガがチンギス・ハーンを“小学生ギャク”のネタにした件。
 決定的にオカシイのは、駐日モンゴル大使館が日本の外務省に抗議し、それを外務省が小学館に伝えたということ。
 これはまったくの筋違いというか“民主主義的でない”。
 日本の外務省は、「これは表現の自由の問題であり、外交ルートに乗せるのは筋が違いますよ」と断るべきではないか。
 
 2002年の脱北者領事館駆け込み事件もそうだが、日本の外務省は民主主義とか外交の原理原則を知らないのではないか?

 もし、トランプ大統領が「自分を揶揄する日本のマンガはけしからん」とかツイートしたら、それをいちいち出版社に伝えるのか!? 習近平国家主席が日本のマンガを批判したら? プーチン大統領が日本のマンガを抗議したら?

 情けないのは小学館も同様で、デマゴーグを正論ぶって語った「『美味しんぼ』問題」の時は「マンガという表現」で逃げた根性(?)はどこへやら、外務省に言われると発売中止にしてしまうという体たらくで、事大主義にも程がある。

 ちなみに、チンギス・ハーンは映画監督ジョン・ミリアスもお好みの英雄で、『若き勇者たち(RED DAWN)』の冒頭でも紹介してましたね…。

2017年11月21日火曜日

【日本政府、武力攻撃やテロの避難施設専用ページを開設】

 11月21日のNHKによると、日本政府は弾道ミサイルによる攻撃等に備えたウエブサイトに避難施設(シェルター)を確認できる専用ページを新たに開設したとのこと。
 これは、都道府県が指定している9万1735か所の避難施設の場所や特徴を確認できるものらしいが、皮肉にも冷戦が終わって30年経った今、日本は核ミサイルの脅威にさらされているのだ。
(冷戦中の「核戦争論」は絵空事だったってこと?)

 ちなみに、12月8日発売予定の2018年1月号では斎木伸生氏の「戦跡紀行特別編:欧州シェルター見聞録」が掲載されます。
 岩山を刳り貫いて作った頑丈なシェルターの収容人員数は、ノルウェーで250万人、フィンランドで400万人!
 それらシェルターの“普段使い”が、また合理的でして…。

【Jアラート批判をする愚か者たち】

 11月15日のブログで、IT企業サイボウズの社長の話を取り上げたが、IT社長と言えばホリエモンこと堀江貴文が、この夏のJアラートについてTwitterで吠えまくって炎上させた出来事があったのは記憶に新しい。

 8月29日早朝には、「マジでこんなんで起こすなクソ」とツイートして炎上させたのに続き、9月15日早朝は「今回はたまたまシンガポールにいたからあのクソJアラートならなくてよかった。」「頭悪いな。上空飛んでるだけだろ。」「クソはクソ。」とJアラート批判を繰り広げた件である。

 政府にとって、北鮮のミサイル発射が単なる実験であり、万が一しか落下の危険性のないことも百も承知だったのである。
 
 それでも何故Jアラートを試したかというと、一つは万々が一の失敗による落下に備える為には、窓際から遠ざかるに如くは無いということ(リテラシーを欠く愚か者は、Jアラートが鳴っても逃げる場所がない等と、国民保護ポータルサイトを誤読してしまっていたが)。
 第二には、この手の巨大システムはトライ&エラーの試行錯誤で穴を埋めていくしかないという、鉄則を実施したまでだったということである。

 堀江と同様の意見表明をして失笑を買ったのは、元フジテレビ・アナウンサーの長谷川豊、都知事選でポンコツぶりを発揮した鳥越俊太郎、珍サヨク議員の有田芳生、お騒がせの元議員・上西小百合、報道ステーションの珍コメントでお馴染みの後藤健次、女装学者として有名な中富歩等々…ハッキリ言ってポンコツ揃いだ。

 炎上ビジネスの一種で注目を浴びたいだけなのだろうからと無視しようと決め込んでいたが、これら馬鹿どもの意見を鵜呑みにしてしまう、あまりにナイーブな若者が多い様なので、老婆心ながら注意喚起した次第である。それにしてもIT系の人々に限ってメディアリテラシーがないのは何故なのだろう。

2017年11月20日月曜日

【坂本龍馬が教科書から削除される理由】

 歴史教科書から「坂本龍馬」や「吉田松陰」、「大岡越前」、「武田信玄」、「上杉謙信」等々が削除されることになったとの報道がなされた。

 これについて、①これらの人物は歴史上さして重要ではないので削除されて当然、②しかし用語を削るという趣旨には大反対で、寧ろ従来のクイズ的出題を廃して完全持込みOKにすることこそ肝要、③そもそも上意下達で教科書を左右する学会の権威主義こそが問題であると、簡潔かつ過不足ないコメントをされた本郷和人・東大教授には、流石は日本史の第一人者と脱帽せざるを得ない。
 それに比べて、市井の歴史ファンや単なる予備校教師の論調が、如何にお粗末だったかという事実と鮮やかな対比を見せている。
 
 本来、本郷教授のコメントに些かも付け加えることはないのだが、現代日本国民の愚かさ(根拠のない自信過剰と、それとは正反対の平和ボケ、或いはナイーブな理想主義等々)が、日本近現代史についての誤解(というよりも180°の曲解)に由来していると思われるので、蛇足ながら少々付け加えておきたい。

 坂本龍馬は現在の視点から見ると、実像は単なる武器商人(本来の意味でいうところの「死の商人」)であり、ある時は西郷隆盛のパシリ、ある時はグラバーの小間使いであったことが判って来ている(しかも勝海舟の一番の弟子ですらなかった)。
 このような、とるに足らない人間をヒーローに押し上げたのは、第一には坂崎紫瀾が書いた自由民権運動プロパガンダ小説「汗血千里駒」、第二に昭憲皇太后の夢枕に立った(?)こと、第三に司馬遼太郎の書いた「竜馬がゆく」である。何れにしても完全フィクションによっていることに注目しなければならない。

 歴史を、小説やTVドラマの曲解から解放し、史実を直視することからでしかリアリズムを備えた判断力は生まれないと知るべきである。
※本郷和人教授のコメントの詳細については「けやきhill’s NEWS」で確認して貰いたい。

2017年11月15日水曜日

【夫婦別姓にしてはいけない理由】

 サイボウズという会社の青野社長という人が、夫婦別姓ができないのは「法の下の平等」を定めた憲法に違反するとして国を提訴するのだそうだ。もちろん人権は最大限尊重されるべきものである。ただし「公共の福祉に反しない限り」という条件付きなのは言うまでもない。

 実は「夫婦別姓」になれば、必然的に「家族別姓」になってしまうことの方が問題なのである。一つの家族を一つのファミリーネームで呼ぶこと(それで家族の連帯感が生まれ、引いては共同体の維持強化にも資する)は、まさに公共の福祉に適っているのではないだろうか。
 
 そもそも支那人と朝鮮人以外の民族は、同一家族は同一姓を名乗るという習俗を保ってきており、現在でもほぼ全ての文明国が原則夫婦同姓(家族同姓)を維持しているのだ。別姓ならば「アダムス・ファミリー」や「シンプソンズ」、はたまた「ローズ家の戦争」というタイトルも成立しなくなってしまうではないか。

 マスメディアでは、夫婦同姓なのは日本ぐらいのもので、諸外国の大半が別姓容認であるという説が流布されているが、真っ赤な嘘であり、所謂「選択的別姓」を基本としている国はスウェーデンだけであるという事実を知るべきであろう(疑問をお持ちの方々は各自調べてみましょう☞http://www.seisaku-center.net/node/266)。
 
 仕事に支障があるというならば、職場での現姓・旧姓の併記容認で事足りるのではないか。家族別姓になれば、家族という概念そのものが希薄になるということも重要だが、より実質的には、将来発生するかもしれない大災害や有事(や存立危機事態、重要影響事態…)等に際して名簿等を作る際にも、家族がバラバラの場所に記載されかねないという不便にも思いを巡らせて欲しいものである。

2017年11月13日月曜日

【韓国は「味方」なのか「敵」なのか?】

 トランプ訪韓に際して、韓国政府は晩餐会の場に「元慰安婦」と称する婆さんを招待し、竹島近海で獲れたエビを「独島エビ」と称してメニューに載せるという暴挙に出た。

 今回のトランプ大統領のアジア歴訪の意義が、日・米・韓で結束して中国に当たり、北朝鮮制裁を実効ならしめることにあったことは自明であった筈。それなのに、何故敢えて日・韓に楔を打ち込むパフォーマンスを(しかも先年の合意を破ってまで)するのだろうか? いったい韓国人とは何者なのだろうか?

 韓国人は世界中に「慰安婦像」を建てまくり、世界中の地図業者に日本海を「東海」に改めさせるよう圧力を掛けまくっている。「歴史」と「妄想」の区別のつかない、稀に見る不思議な民族であると言える。
 
 戦後の日本人は、東西冷戦に勝利する目的の為、多少(?)の問題には目を瞑ってでも、日韓友好への努力を続けてきた。しかし、冷戦が終結して新たな国際的枠組みに直面して20年も経つ今、そろそろ目を覚まし、現実を見据えるべきであろう。
 
 日・米・韓その他の有志連合で万全の対北防衛態勢を敷いたとしても、一旦有事に臨んで、関ヶ原の西軍と同じ憂き目に会う可能性が極めて大きいことには注意しておかねばなるまい。

2017年11月7日火曜日

【後進国に転落しつつある日本 その2】

 むかし読んだアネクドートにこういうのがあった。世界で一番幸福な男というのは、アメリカ人の収入を貰い、イギリス人の家に住み、中国人のシェフを雇って、日本人の女性を妻とした男である。
 その反対に世界で一番不幸な男というのは、中国人の収入を貰い、日本人の家に住み、イギリス人のシェフを雇って、アメリカ人の女性を妻とした男であるというものであった。

 1970~80年代にはニヤリとできたこの小噺も、今となってはまったく意味をなさなくなったのでなかろうか、と心配せざるを得ない。しかし、本当に心配なのは、この小噺を聞いてもそれほど違和感を覚えない人が、日本政財界及び官界の中枢にまだまだのさばっているのではないかということだ。
 
 発展途上国・BRICSは勿論、日本以外の先進国が発展し続けている中、日本だけが95年頃からほとんどGDPが増えていないということは、先日書いた通り。世界に占める日本のGDPの割合は縮小の一途をたどっている。
 
 日本の中枢にある者が、現在の日本の置かれた危機的状況にこのまま気付かないなら、このアネクドートの後半部分は次のようになるだろう。世界で一番不幸な男は、日本人の収入を貰い、日本人の家に住み、日本人のシェフを雇って、日本人の女性を妻とした男であると。