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別冊在庫、数点復活しました(2023/7/5更新)

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2024年11月19日火曜日

【ATACMSでロシア領内攻撃】

報道によるとバイデン政権は、ウクライナに対し長射程ミサイルATACMSによるロシア領内攻撃を承認したとのこと。

11月29日(金曜)発売の軍事研究別冊『ウクライナ戦争に見る「現代戦争術」』でも、ATACMSが射程におさめるロシア内目標を取り上げています。



2023年6月26日月曜日

【お持ち帰りですか?】

 

(お店の前を走り抜けるワグネル戦車 Twitterより)

この秋発売を目指して、ウクライナ戦争の別冊(新兵器最前線シリーズ)を作成中です。

どうぞご期待ください。

2022年4月25日月曜日

【ウクライナ女性狙撃兵の実話映画:『ロシアン・スナイパー』】


『ロシアン・スナイパー』

原題『The Battle for Sevastopol』
2015年ロシア・ウクライナ合作
123分
¥5280(税込)
発売:ニューセレクト株式会社


 この作品は、独ソ戦(大祖国戦争)でドイツ兵309人を倒したウクライナ人女性狙撃兵、リュドミラ・パブリチェンコを主題とした映画です。


「ロシアン・スナイパー」は、あくまで邦題で~パブリチェンコはキーフ出身のウクライナ人なのですから~原題は『セバストポリのための戦い』です。


 クリミア半島のセバストポリ要塞攻防戦でパブリチェンコは重傷を負って第一線から引くことになります。その後は狙撃教官として、さらには対アメリカ外交使節一員として活動しました。

 
この映画は、2012年に製作が始まったウクライナとロシアの合作作品です。
 ところが! まさに配給/公開の2014年にプーチンのロシアが軍事侵攻、クリミアを占領します。


 今年2022年にロシアはウクライナ全土を攻撃、暴虐のかぎりを尽くしているのは諸兄姉御存じの通り。この映画は、今日では製作そのものが“アリエナイ”作品なのです。


「私は25歳ですが、309人のファシストを殺しています。アメリカの紳士の皆さん、私の後ろに隠れるのはそろそろやめる頃ではありませんか?」。


 これは外交使節一員として訪米した1942年10月、シカゴでパブリチェンコが“かました”スピーチです。


 2022年4月の今現在でも、まんまそのままウクライナ 将兵がアメリカでスピーチしそうな内容なのが、なんともはや。もちろん「ファシスト」=「プーチン政権」です。

 この映画、シカゴの中国人が人民服姿だったりしちゃってますが、パブリチェンコがエレノア・ルーズベルト大統領夫人と親交を結んだのは本当です。

 戦後の1957年に訪ソしたエレノアと再会したのも本当です(KGBの監視付きでしたが)。ただラストの、一緒にオペラを観劇するのはフィクション。

 でもそのオペラが、射撃が上手いだけの普通の少女だった時代に一度だけ男友達と観た『ラ・トラヴィアータ(道を踏み外した女)』(邦題『椿姫』)というのが、泣けます。




2022年4月22日金曜日

【避難回廊での虐殺を描いたウクライナの戦争映画『ウクライナ・クライシス』】

(C)Ronk Film Production LLC,2019

(C)Ronk Film Production LLC,2019

ウクライナ・クライシス

原題『BESHOOT』
2019年ウクライナ映画
120分/シネスコ
税抜価格:¥4800
発売:ニューセレクト株式会社
(C)Ronk Film Production LLC,2019

 2014年からず~っと続いているロシア・ウクライナ戦争。この映画は、その緒戦期である2014年8月に起きたイロヴァイスクの戦いの顛末を描いたものです。
親ロシア派武装勢力(裏にはロシア軍)に占領されたウクライナ東部の都市イロヴァイスク奪還のため、ウクライナ義勇兵部隊「ドンバス大隊」らが町に突入します。

(C)Ronk Film Production LLC,2019

 でも多勢に無勢…というか装備不足&練度不足で、主人公のビシュート(原題)らウクライナ義勇兵部隊はあれよあれよと劣勢となり、親ロシア派武装勢力とロシア軍に包囲されてしまいます。

(C)Ronk Film Production LLC,2019

 交渉の結果、数日後に停戦合意。

 主人公らは非戦闘地域に設けられた「人道回廊」と呼ばれる避難経路で撤退することになりました。資料によると、この人道回廊についてはプーチン大統領も声明していたとのこと。

(C)Ronk Film Production LLC,2019

 ところがところが。

 ロシア軍は停戦合意を反古にして、撤退中のウクライナ軍を銃砲撃、ウクライナ軍&義勇兵部隊は300名以上と言われる戦死者を出して壊滅します。

「本当はどうだったんだろう?」と調べてみたら~もちろん映像作品としての脚色はありますが~ほぼ、映画の通りだったのでビックリしました。ウクライナ政府はこれを「虐殺」と呼んでいますが、そりゃそうでしょう。

(C)Ronk Film Production LLC,2019

  今年2月以降、ロシアが民間人避難のための「避難/人道回廊」設定を提唱した時、ウクライナ政府は否定的な態度でした。もちろん、「ロシアは前回がそうだったから、今回もそうだ」とは言い切れません。

 でも日本のメディアでの「(人道的に)一歩前進だ」「ウクライナ政府は早くプーチンの提案を受け入れるべきだ」的な反応を見るにつけ、「日本は平和ボケ」と言うより、「ただ単にモノを知らないだけじゃないか?」と~今回も~思ったものです。

2022年4月9日土曜日

【ウクライナ戦争の映画を知っていますか?】

 ウクライナの戦争映画『ソルジャーズ ヒーロー・ネバー・ダイ』


ソルジャーズ ヒーロー・ネバー・ダイ

DVD好評発売中 3,900円(税抜)
ハピネット・メディアマーケティング
©Ukrainian State Film Agency and IDAS FILM LLC, 2017


 読者諸兄姉ご存じの通り、ウクライナとロシアの戦争は、2014年からず~っと続いています。
 その8年のなかでウクライナはいくつかの戦争映画をつくっていて、そのひとつが『ソルジャーズ ヒーロー・ネバー・ダイ』(2017年)なのだ。


 これは、いわゆるひとつの広報映画ではあります。
 だけれど、ロシア軍の多連装式燃料気化弾発射自走砲「TOS-1ブラチーノ」がネタのひとつになっているのは、さすが戦時下映画。さらにT-72系戦車の実射シーンも拝めるのだ(反動がスゴイ)。


 原題は『キボルグ(サイボーグ)』。
 これは、不退転の決意でドネツク空港を死守せんとする兵士を、隊長が「お前ら鉄人か」みたいな意味で「キボルグ」と呼ぶシーンによるものです。


 この作品の他にもウクライナは、ロシアとの戦争を題材にした複数、映画を作っています。
 一方のロシアが作っているのは、独ソ戦/大祖国戦争を題材にした映画で、それもロシア人だけがナチスドイツと戦ったかのような内容だったりします。
 ウクライナが現実を直視し次に備えていたのに対し、ロシアは過去の栄光を見ていた--その辺も今回の戦争の流れに関係してるのかもしれません。


2015年2月27日金曜日

【ウクライナに「ラッチェ・ブム」!】

混沌するウクライナ情勢。
とりあえず重火器の撤去を双方が開始したようだ。
そのことを伝える写真を見て仰天。
「26日、ウクライナ東部で撤去されるウクライナ政府軍の大砲など~」とあるのは、
第二次世界大戦中に野砲として、そしてドイツ戦車キラーとして活躍した「ラッ チェ・ブム」こと76㎜砲ではないの!
威力も使い勝手も(最先進国軍を相手にするのでなければ)手ごろな火砲ではあるが、息の長い兵器だなぁ…。
それにしても、まだ弾薬が残ってたんですね……。

2014年7月18日金曜日

【親ロシア派武装勢力とはなにか?】

報道によると、マレーシア航空旅客機がウクライナ東部に墜落、対空ミサイルで撃墜されたとみられる、とのこと。
本当に地対空ミサイルだとしたら、高度1万メートルを飛ぶ大型機を撃墜できるのは、MANPADS(個人携帯型対空ミサイル)ではなく、本格的な車載ないし地上展開型対空ミサイルのはずだ。
現地は「親ロシア派武装勢力」とウクライナ政府軍が衝突を繰り返している地域。
ではこの「親ロシア派武装勢力」とはなにか?というと、ロシアの民間軍事警備会社が送り込んだコントラクター(傭兵)なのだ。
詳しくは、『軍事研究』8月号掲載の「戦争の犬たち!プーチンの傭兵」をどうぞ!

2014年7月7日月曜日

近日発売、軍事研究8月号

七月号とこの八月号ではウクライナ紛争を取り上げましたが、リアとイラク の情勢も暴力と混乱が加速しています。次号九月号では、シリア内戦の 最前線 潜入ルポ、分析:イラク内戦の正体、で混迷の中東情勢に迫るほか、米統合軍の戦い(5)イラク戦争でも最新情報をピックアップします。他にも、日本企業初出展:ユーロサトリ陸戦兵器報告、中国軍兵器のリバースエンジニアリングの実態、改革進む中国軍事組織、最新戦闘艦のレーダー、米海兵隊の航空戦力 (後)等々、盛り沢山の内容で八月九日(土)に発売です。

2014年バックナンバー

ありがとうございます! 五月に発売された別冊新兵器最前線シリーズ(15)『現代最強戦車の極秘アーマー技術』が、好評発売中です!! 最新情報でシミュレー トするC4Iタンク10式戦車の戦闘、そしてM1A2・レオパルト2・ルクレールの装甲防御力を豊富な写真と図面、詳細データで徹底解 説。さらには装甲の最新テクノロジーやハイテク軽量防護装備にも言及するハード&アな全頁フルカラーの一冊です。

2011年7月29日金曜日

【中国の空母 ワリャーグ 軍事研究グラビアに掲載】

7月27日、中国国防省は「中古空母1隻を、研究および訓練に使用するため改修工事を行なっている」ことを発表した。 

なにもいまさら改まって発表されなくても、ウクライナから購入した空母「ワリャーグ」が大連港で完成間際なことは、み~んなが知っている。

月刊『軍事研究』も、現在発売中の2011年8月号の表紙と巻頭グラビアにおいて、中国 軍艦色に塗装され、艦橋に中国製フェイズドアレイ・レーダーを装備した「ワリャーグ」の姿をバッチリと紹介している。(もっとも「この7月にも就役予定、云々」は、ちょっ と外したが)
また中国国防省は、空母搭載機機のパイロットを養成していることも発表したが、なるほど、訓練と錬成は重要だ。

7月23日に起きた高速鉄道事故でも示されたように、乗り物(ヴィークル)とはそれ単体で機能するものではなく、運用システム全体を構築しなければ性能を発揮できない、どころか危険ですらある。

“研究用空母”だか“訓練用空母”だかが日本沿岸まで来たところで「設備故障」や「訓練不足」で暴走されたら、コッチがいい迷惑だ。しっかり訓練して運用に習熟して欲しい。
そして、そろそろ艦名を公表して欲しい。--とか言って、実は、軍が経営する「浮かぶカジノ」あるいは「海上テーマパーク」だったりして…。