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2019年6月号別冊「大国の大型軍艦」発売中です

軍事研究2019年6月号別冊 は、新兵器最前線シリーズ「大国の大型軍艦」は、ただいま好評発売中です。 日本をはじめ、アメリカ、イギリス、中国、ロシアの新型・次世代の船をフルカラーの写真と詳しいデータで紹介・分析。 また、 2018年11月号別冊 新兵器最前線シリーズ「...

2017年6月27日火曜日

【F-35A国内生産初号機の御披露目で感じたこと/軍事知識検定】

 
ロッキード・マーチンと三菱重工業共催の「F-35A戦闘機(国内生産初号機)御披露目式」が6月5日に三菱重工小牧南工場で行われ、13日には初飛行も実施した。弊社も御披露目式に取材チームを派遣したが、気になったのは、日米政府間の合意と契約に基づくものとはいえ、日本を代表する戦闘機メーカーが航空自衛隊の次期戦闘機製造の主契約会社でないという現実。はたして、部隊配備後のF-35Aの後方支援は大丈夫なのだろうかという一抹の不安を感じた。

 ところで、26中期防も4年度目に入り、F-35Aだけでなく陸海空さまざまな装備が登場しているが、皆様の軍事知識は追いついているだろうか?
 自信がある方もない方も是非一度、防衛基盤整備協会が主催する「軍事知識検定」に挑戦してみてはいかがだろうか。

現在、第6回試験(7月21日・22日)の受験申込みを受け付け中(締め切り:7月3日)で、より多くの方が受験できるように検定料を見直し、初回の検定料は1,140円となっている。
詳しくは公益財団法人 防衛基盤整備協会 検定部検定第1課
Email:kentei@bsk-z.or.jp

2017年6月20日火曜日

【イージス艦の衝突事故】

 6月17日、伊豆半島沖でイージス駆逐艦「フィッツジェラルド」(8315トン)とコンテナ船(2万9060トン)が衝突する事故があった。

『軍研』読者諸兄には釈迦に説法だが、現代の駆逐艦~巡洋艦の装甲はごく限られた範囲にしか施されていないし、そもそもかつての戦艦だって全身を装甲で固めていたわけではない。

 写真は1956年に衝突事故を起こした、駆逐艦「イートン」(2000トン)と戦艦「ウイスコンシン」(4万5000トン)である。 排水量で22分の1の駆逐艦との衝突でも、非装甲部であればこんなに なってしまうのです(当たり方にもよるのだろうけれど)。

BB-64 ウィスコンシン
DDE-510 イートン






2017年6月15日木曜日

【「忖度」は日本人にしか理解できない?】

いまマスコミで流行中の「忖度」という言葉。これが外国人特派員に上手く説明できないとか、そもそも「忖度」にあてる訳語がないとか、あたかも日本独自のものであるかのように語られているが、果たして本当にそうなのだろうか?

広辞苑には「他人の心中をおしはかること。推察」、明鏡国語辞典には「他人の気持ちをおしはかること」とある。他人の心中や気持ちをおしはかるということは、我々のご先祖様がライバルであったネアンデルタール人に競り勝ち、ホモ・サピエンスを万物の霊長に押し上げた重要な能力であったことは人類学の常識だ。
ならば忖度は極めてポジティブな概念であり、人類にとって最も重要かつ基本的な機能であった筈。他民族が持っていなくて、日本人だけが持っているというのでは筋が通らない。

また、よく企業でも役所でも「指示待ち人間になるな」とか「仕事は持ち込まれるものではなく自分で作るものだ」と喧伝されている。つまり命令を待つことなく独自の判断で動けということなのだが、各現場が思い思いの判断で独断専行するのであれば組織も戦略もあったものではなくなってしまう。そこで当然、現場は最高統帥を忖度しつつ独断専行することにならざるを得ない。

畢竟、マスコミで俎上に載せられている「忖度」は、「権力者の意思を忖度したうえで権力者の意に沿う為に自らの判断で動くこと」という本来の日本語にもない複雑怪奇な概念を担わされている訳で、これを外国人に一言で説明できないのは当たり前の話である。

ただ、この「忖度」現象が日本独自のものかというとそうでもない。最近のトピックだけで見てみても、例えば北朝鮮による金正男暗殺事件。複数の謀略組織による功名争いによるもので、所謂「忖度」による事件であった可能性が大であることは多数の専門家によって観測されている(詳しくは『軍事研究』バックナンバーを見て頂きたい)。

また米国のロシアゲート事件。これはトランプ大統領がコミーFBI長官に「忖度」を期待したにも拘わらず、長官が敢えて「忖度」しなかったことによって出来した事件であり、米国でも「忖度」が起こりうることの証明に他ならない。

事ほど左様に、忖度という概念も「忖度」という現象も日本独自のものではなく万国共通のものであるにも拘らず、日本がユニークな国であるという「印象操作」がなされることが極めて多い。そのことこそが本当の日本の病理と言えるのではないだろうか。

例えば日本だけが四季がはっきりとある美しい国であるとか、日本だけが明治維新という無血革命を成し遂げられた国であるとか、日本だけが天皇制という神代から続く王朝を維持できている国であるとか…。または日本語は論理的な思考が出来ない言語であるとか、旧日本軍だけが慰安婦という制度を持った異常な国であるとか…。
右翼がポジティブに見るにせよ、左翼がネガティブに見るにせよ、事実に目を背け「日本ユニーク論」を論じ続けることで悦に入っているようはこの国に未来はない。そのことだけは確実に言えるのではないだろうか。

2017年6月8日木曜日

【北朝鮮、今度は対艦ミサイル発射】

 6月8日(木)朝、今度は北朝鮮が対艦ミサイルを発射、約200㎞を飛んで日本海に着弾 したらしい。

 報道によるとこの発射について日本の政府関係者は「安全保障に影響はない」とコメントしたとか。北朝鮮のミサイル戦力向上はとにかく脅威なのであって、このコメントはピント外れなのではないか。
(どのような文脈だったかにもよりますが)

 明日の6月9日(金)発売の『軍事研究』7 月号では、「北朝鮮 新型弾道ミサイル」「日本のミサイル防衛と“敵基地攻撃能力”」「金正恩“斬首”作戦」「海上自衛隊イージス艦8隻の本土防衛態勢」と興味深い記事が満載です。また、活字を変更して読みやすい誌面になりました。ぜひご覧ください。