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10月4日、別冊発売のお知らせ(米中ロの最新主力戦闘機)

軍事研究2018年11月号別冊 『米中ロの最新主力戦闘機』 新兵器最前線シリーズ 軍事研究2018年11月号別冊 2018年10月4日(木)発売! 大変お待たせしました。 新兵器最前線シリーズの別冊を発売します。 オールカラー2500円(税込)です...

2015年12月18日金曜日

【産経新聞前支局長無罪と毎日新聞】

 12月17日、そもそも逮捕・起訴したこと自体が異常だった、産経新聞前ソウル支局長に無罪判決が下された。

 このニュースを『毎日新聞』は「前支局長の無罪 背景に政治色」と報じたが、あれあれあれ???

 2003年5月、毎日新聞の記者がヨルダンの国際空港で過失致死傷事件を起こした。
 イラク戦争取材の記念に持ち出そうとしたクラスター子弾が爆発し、ヨルダン空港職員6人が死傷したのだ。

 毎日新聞記者の無知と不注意によるこの事件、ヨルダン法廷で過失致死傷罪が課せられたが、当然だ。
 しかし国王であるアブドゥッラ2世の特赦により、翌月6月中旬には帰国できた。
 その背景には日本国政府や外務省の働きかけがあったとされる。
 しかし、新聞記者だからという理由で、過失致死傷事件に政権が動いたこの事件こそ、「法治」&「法の下の平等」に反しているのではないか。

「国外で裁かれる新聞記者」というと、どうしても毎日新聞ヨルダン空港事件を思い出すのである。

2015年12月15日火曜日

【北朝鮮が水爆保有宣言】

 12月11日、金正恩の「水爆保有宣言」が報じられた。
ちょっと信じがたいが、それでも北朝鮮が核兵器実用化を着々と推進しているのは確かだ。

 北朝鮮は、2013年2月12日に3回目となる核実験を行なっている。この核実験は「ブースト原爆」実験と予想されていたが、このブースト原爆については、軍事研究2013年5月号(※)の野木恵一氏の記事をぜひご覧ください。
三回目の核実験に成功
北朝鮮核兵器!実用段階に到達
真の脅威は“再突入弾頭”の実用化
軍事研究 2013年5月号

 原爆や水爆の構造そして威力可変型核兵器の原理が、よ~く分かります。

 それにしても。
 この御時勢に堂々の水爆保有宣言である。日本国内の反核団体や平和団体が国会前で大規模な抗議デモを行なうと思いきや、無反応である。
 とくに市長が「核兵器は絶対悪」発言している広島市は断固としたメッセージを発信すべきではないか。

※表記が2015年3月号になっていましたが、正しくは2013年5月号でした。訂正いたします。


お詫びと訂正(2016年1月号)

・連載記事「アメリカ海軍vs中国人民解放軍」の記述に誤りがありました。

138ページ
「ペリリューは、艦内のウエル・デッキに収容できるLCAC四隻という揚陸艦最大の舟艇運用能力を誇った艦ではあったが」の部分は、正しくは「LCU四隻の舟艇運用能力」です。

お詫びして訂正いたします。

2015年12月10日木曜日

お詫びと訂正(2016年1月号)

軍事研究2016年1月号

・カラーグラビアの説明文に誤りがありました。

松村真基雄氏の写真ルポ1ページ目
「筆者は9月25日、彼らの25周年独立記念日に…」となっていますが、
正しくは「9月2日」です。

松村真基雄氏および読者の皆様にお詫びして訂正いたします。


・連載記事「アメリカ海軍vs中国人民解放軍」のボリュームナンバーの記載に誤りがありました。

123ページ
Vol.13となっていますが、正しくは「14」です。

お詫びして訂正いたします。

2015年12月4日金曜日

【プーチンに騙されないための、さえたやり方】


 11月24日、トルコ領空を侵犯したロシア軍のSu-24が トルコ空軍機に撃墜された。

 「トルコの領空には入っていない」と主張していたプーチン大統領だったが、11月末になると「この事件には密輸に関与しているトルコの思惑がある」と言い出した。

 ハイハイハイ、またまた来ましたよ、プーチンの“詭弁と欺瞞のカクテル”作戦が。
 トルコ領空侵犯の事実を突き付けられると、今度は別のネタを捻り出して、自分達の非を煙にまくという、いつもの手である。
(そして、こんな手に乗っかって「そんなウラが!」と騒ぐ“物事をちゃんと考えられない人達”は、必ずいるのだ…)

 この、まず白を切り・それが通じなくなると詭弁を弄して話をすりかえ・既成事実を積み上げる、というプーチンの常套手段については2015年12月号の黒井文太郎氏の記事をご覧ください。

詭弁と欺瞞、よみがえる「ソ連共産党式戦術」
シリア市民殺戮の代償に何を要求するのか?
クレムリンにアサドを呼びつけたプーチン

軍事研究

2015年12月1日火曜日

【映画紹介 『サクラメント 死の楽園』】

©2013 SLOW BURN PRODUNTIONS LLC

サクラメント 死の楽園

The Sacrament

配給:東京テアトル、日活
カラー:100分
監督・脚本:タイ・ウェスト
製作:イーライ・ロス
出演:AJ・ボードウィン、ケンタッカー・オードリー、エイミー・サイメッツ、ジーン・ジョーンズほか
2013年/アメリカ映画

――連絡が途絶えていた妹から奇妙な手紙を受け取ったパトリック(ケンタッカー・オードリー)は、マルチメディア・カンパニーVICE社のスタッフとともに、ある共同体への取材に赴く。
 その「エデン教区」では皆が幸せそうに暮らしており、妹もここで豊かな生活ができるのは“ファーザー(ジーン・ジョーンズ)”のおかげだと話す。だが取材を続けるうちに、この“楽園”の恐怖の暗部が見えてくる――

©2013 SLOW BURN PRODUNTIONS LLC

 1978年に南米ガイアナで起きた「人民寺院事件」をベースにした映画。「私たちはとても幸せ!」と唱えて歌い踊る共同体が、実は恐怖で支配されたカルト集団であり、その真実が徐々に見えてくる展開は、まさにダークな恐怖そのもので、『FANGORIA』で「2014年ホラー映画10」入りしたのも納得だ。

 VICE社の取材という体裁で進行するので、いわゆるPOV(主観映像)映画となっている本作だが、900人以上が集団自殺し た「人民寺院事件」の経緯こそ、POV映画の構造となっている~なってしまった~事件ではないか。

 人民寺院を視察したアメリカ下院議員や信者家族そしてTV記者が、帰国希望者を連れて飛行場から軽飛行機で離陸する直前、教団幹部達に銃撃されて死亡する。その瞬間を収録した記者のムービーカメラは教団幹部に奪われるが、集団自殺の後に捜査当局によって発見され公表される……。まさにPOV映画そのもの!

©2013 SLOW BURN PRODUNTIONS LLC
 
 この事件が報道された時、評者は中学生。緑の薮(?)を背景に近付いてきた農業用トラクター(?)から銃煙と銃声が上がり、「あいつら射ってきた!!」という声と共に、大きくブレたカメラ画面が倒れて動かなくなるという生々しい映像にビックリした憶えがある。

 この『サクラメント 死の楽園』を観ていて、報道に接した時の衝撃、そして、後に公表された集団自殺の際の音声を聞いた時の腰がだるくなるような恐怖が蘇ってしまった。

 規模や主張内容こそ異なるが、こうしたカルトは今の日本にも存在し、犠牲者を生み、被害を出し続けている。「人民寺院事件」を知ってる人も知らない人も、ぜひ劇場で観て欲しい。

 1128日(土曜日)より、角川シネマ新宿レイトショーほか公開中!

©2013 SLOW BURN PRODUNTIONS LLC





2015年11月26日木曜日

【ちょっとひと息】

自衛隊といえば、体育会系のイメージだが、こんな文化系のクラブ活動もある。

写真は防衛省の厚生棟の一角で行われた筝曲演奏会の様子。
雅な調べに普段とは違う雰囲気につつまれる玄関口でありました。


クラブ活動の発表とはいえ、今回は曲のラインナップが家族連れにぴったりだったので(写真をご覧ください)、自衛隊のイベントなどで披露する機会もあったら面白そうです。

2015年11月25日水曜日

【北朝鮮、再びSLBM発射か?】

北朝鮮が日本海において再びSLBMを発射するようだが、今年の8月号に、5月の発射についての野木恵一氏の論評が載っているので、興味のある方はぜひご覧ください。

発射映像は捏造か本物か!? 潜水艦発射弾道ミサイル「北極星1号」の正体
金正恩が手にした新たな『玩具』
軍事研究2015年8月号

2015年11月20日金曜日

【映画紹介 『レストレポ前哨基地』】

(c)GOLDCREST FILMS, OUTPOST FILMS.

レストレポ前哨基地 PART.1

RESTREPO:one platoon, one valley, one year

配給:アップリンク
カラー:93分
監督:ティム・ヘザリントン セバスチャン・ユンガー
2010年/アメリカ映画

レストレポ前哨基地 PART.2

KORENGAL:this is what war feels like

配給:アップリンク
カラー:84分
監督:セバスチャン・ユンガー
2014年/アメリカ映画

 アフガニスタン東部の激戦地、コレンガル渓谷の前哨陣地に配属された小隊(アメリカ陸軍第173空挺旅団第503歩兵連隊隷下)に約1年間従軍した、驚異のドキュメントが公開される。
(『PART.1』公開後の2011年にティム・ヘザリントンがリビア内戦取材中に落命したため、『PART.2』はセバスチャン・ユンガーが完成させた)

 標高3000m級の山岳地帯の前哨地帯に派遣された兵士達の生態や戦闘・戦術を、冷静な目線~つまり取材対象との絶妙な距離感で~捉えた迫真のドミュメンタリーとなっている。派遣を終えた兵士達へのインタビューも、一見の価値アリ。

 こうした現実の一部を見ると、昨今の安保法制騒動などは“観念的・非現実的な内輪のゲーム”だという感を強くする。

 11月28日(土曜日)より、東京の渋谷アップリンク、12月19日(土曜日)より、大阪の十三シアターセブンほか全国順次公開!

 また12月2日にはDVDも発売予定だ(各3800円〈税込〉)。

2015年11月18日水曜日

【映画紹介 『グリーン・インフェルノ』】

(c)2013 Worldview Entertainment Capital LLC & Dragonfly EntertainmentInc.

グリーン・インフェルノ

THE GREEN INFERNO

配給:ポニーキャニオン
カラー:101分
監督:イーライ・ロス
出演:ロレンツァ・イッツォ、アリエル・レビ、アーロン・バーンズ、他
2013年/アメリカ・チリ合作(R-18+)

――ジャスティン(ロレンツァ・イッツォ)は過激な環境保護活動をしている大学生のグループに参加、アマゾンの森林伐採の不正を暴くために現地に向かう。地下資源のためにペルーにあるジャングルが破壊され、住んでいるヤハ族が危機に瀕しているというのだ。
 スマホとネットを使い、伐採の実態と自分達の活動のアピールに成功した彼ら彼女らだったが、軽飛行機が故障しジャングルのド真ん中に墜落してしまう。そこは件のヤハ族のテリトリーで、しかもヤハ族は食人族だったのだ! 捕らえられた学生グループは一人、また一人と喰われていく――

 かつて“暗黒世界モノ”とでも言える、いかがわしさ漂う映画ジャンルがあった。廃れて久しいそんな食人族映画を、才人イーライ・ロス(『イングロリアス・バスターズ』で楽しそうにドイツ兵の頭をバットでカチ割ってた人)が21世紀に復活させた。

 目に染みいるような緑が美しいジャングルで繰り広げられる食人儀式は凄惨ながらどこか牧歌的で、残酷さサディズムさは感じられない。そう、ヤハ族にとって食人は文化なのだ。

 一方、学生グループの独善的なロジック、とくに現実(ヤハ族の食人習慣)に直面してからのリーダー(アリエル・レビ)のゲスい行動は醜悪そのもので、監督の目線はネットやソーシャルメディアに蔓延る傲慢さや偽善に向けられているとも言えよう。まったく「反戦」だの「人権」だの「環境」だので活動している方々の実態ときたら……。とまぁこのように、単なるスプラッタではない、世相を切り取った意欲作でもあるのだ。

 それにしても。“獲物”の解体では、まず臓物の処理をすべきじゃないんでしょうか、ヤハ族の皆さん?

 11月28日(土曜日)より、新宿武蔵野館ほか全国公開!

(c)2013 Worldview Entertainment Capital LLC & Dragonfly EntertainmentInc.
(c)2013 Worldview Entertainment Capital LLC & Dragonfly EntertainmentInc.

2015年10月30日金曜日

【映画『ヒトラー暗殺、13分の誤算』】

 ドイツ映画『ヒトラー暗殺、13分の誤算(原題:Elser)』を日比谷にて鑑賞。

 小さな共同体が、ジワジワとナチスに侵食されていくシークエンスでは、ライザ・ミネリ主演の『キャバレー』(72年)を思い出しました。

 この作品、劇場で販売しているパンフレット(プログラム)に載っているいくつかの文章(コラム)が、なかなか興味深い。

 例えば。
「~そして思う。ある部分が当時のドイツの空気と似ていなくもない今日の日本に暮らす私たちは、この物語を遠い他国の昔の話だと言ってはいられない」

 そう、その通り。
 国会の採決を力づくで阻止しようとしたり、自分の意にそぐわない人物(派)にレッテルを張ってバッシングに狂奔したり、自分達だけが“国民の代表”の絶対正義だと狂弁する、市民団体や議員はまさにナチス的であって、そのことを言いたかったんですよね!

 字幕について。
「次のテロに紛れてエルザーを処刑、云々」とあるけれど、この「テロ」とは「無差別都市爆撃」のこと。
 軍事施設でもない、民間人居住区を住民ごと焼き払う英米(とくにイギリス)の戦略爆撃をナチス・ドイツは「テロ爆撃」と呼んでいたのだ。
 またイギリスや中立国の新聞が「テロ爆撃」と報じることも多かった。
『軍研』読者諸兄なら理解できようが、一般観客のためには「次の(都市)爆撃」とするべきだったと思う。

 それにしても。精緻なメカニズムと計画をもってヒトラー暗殺を図ったゲオルグ・エルザーって、やっぱりドイツ人的だ。



映画 『ヒトラー暗殺、13分の誤算』公式サイト

2015年10月14日水曜日

【2015年ノーベル文学賞】

ノーベル文学賞2015をベラルーシのスヴェトラーナ・アルクシエーヴィチが受賞したことに、驚きつつも大納得。
 だって、独ソ戦に従軍したソ連軍女性兵士のドキュメント『戦争は女の顔をしていない』(群像社刊)は本当に面白いんだから! 村上春樹の150倍は面白い!! お薦めの1冊です。

2015年10月9日金曜日

【映画紹介 『ドローン・オブ・ウォー』】

©CLEAR SKIES NEVADA,LLC ALL RIGHTS RESERVED.

ドローン・オブ・ウォー

GOOD KILL

配給:ブロードメディア・スタジオ カラー:104分 監督・脚本・製作:アンドリュー・ニコル 出演:イーサン・ホーク、ブルース・グリーンウッド、他 2014年/アメリカ映画 --F-16を駆って200回以上も出撃してきたイーガン少佐の現在の任務は、MQ-9リーパーUAVの遠隔操縦。ラスベガスの空軍基地に設置されたコンテナの中で、1万㎞離れた異国での監視・攻撃を遂行しているのだ。家庭とコンテナ内を往復、モニター越しに標的を爆撃して散乱した遺体を確認、あるいはアメリカ兵が死傷するのを見続ける毎日は、少しずつ彼の精神を蝕んでいく--
10月1日から公開開始のこの映画、読者諸兄も“全共闘臭”漂うコメントを載せた広告や宣伝を目にしているかもしれない。

だがそんなものに迷わされることなく、淡々としたシーンとエモーションの積み重ねが身に浸み込むような緊張を呼ぶ、この戦争映画の秀作をぜひ劇場に足を運んで鑑賞して欲しい。
UAVの戦争を正面から描いた本作だが、実は最前線を目のあたりにして戦争の現実を認識するという、案外と古典的な戦争映画でもある。また一見“良識派”っぽい上官のジョンズ中佐だが、精神的に壊れる部下が出てくるのを承知で命令を下し、そしてルーティンワークのように新人コントローラーに訓示するその姿は地上戦で突撃を命じる将校と同じであり、新しくなったようでいて、実は軍隊と戦争は変わっていないのだ。

ラスト間際のイーガン少佐の行為は、映画的にはちょっとしたカタルシス。だがこれは私刑であり、これこそが“殺人”ではなかろうか? とまれ、いろいろ考えさせられる映画である。必見。


 TOHOシネマズ六本木ヒルズ、TOHOシネマズ梅田ほかにて全国ロードショー中!
©CLEAR SKIES NEVADA,LLC ALL RIGHTS RESERVED.
©CLEAR SKIES NEVADA,LLC ALL RIGHTS RESERVED.



2015年9月9日水曜日

お詫びとお知らせ(2015年10月号)

いつも「軍事研究」をご愛読くださり、誠にありがとうございます。

台風18号の影響により、2015年10月号の配送に1~2日程度の遅れが生じるおそれがあります。

定期購読の皆様には大変ご迷惑をおかけいたしますが、

何卒ご理解くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。

2015年7月14日火曜日

【映画紹介 『ルンタ』】

©Ren Universe 2015


ルンタ

Lung Ta

蓮ユニバース配給
カラー/DCP/111分/16:9/5.1ch
監督:池谷薫
キャスト:中島一博
製作:権洋子
日本語・チベット語
2015年、日本映画

 1949年以来、中国占領下にあるチベットでは近年、中国の圧政に対し自らに火を放ち抵抗を示す“焼身抗議”が続いている(140人以上)。だがしかし、この事実は日本ではまったくと言っていいほど報道されていない。
 この映画は、チベット人を支援し“焼身抗議”をブログで発信し続ける中島一博氏を現地水先案内人に、チベットの現状そしてチベット人の精神を辿る、懸命のドキュメンタリーである。彼らのユニークな気高さは、素直に胸を打つ。
 けれども“非暴力の戦い”が中国の物理的な暴力に圧殺されつつあるのも、事実。人権や反戦に敏感な人達こそ、この映画を見るべきではないか。「9条」では平和と尊厳は守れないという真実が、ここにある。
 ちなみに「ルンタ」とはチベット語で“風の馬”の意味。
 七月一八日(土)より渋谷シアター・イメージフォーラムにて公開、以降、全国順次ロードショー。

なお、各地の劇場情報は下記よりご確認いただけます。
http://lung-ta.net/theater.html

2015年7月3日金曜日

【再確認された新幹線の“安全神話”】

 6月30日午前、走行中の東海道新幹線の車内で焼身自殺事件が起きた。
(身勝手な自殺に巻き込まれた方々は本当に気の毒としか言いようがない)

「こういう事件が起きるとマスコミは、安全神話が云々と、言い出すんだろうなぁ」と思っていたら、やっぱりそうだった。
 曰く「新幹線安全神話の死角」、あるいは「新幹線安全神話の崩壊」…。
「“安全神話”って何? 誰が言いだしたの?」ということは、さておき、この事件は新幹線システムの優秀さを改めて証明したと言えるだろう。
 車内でガソリンを使った(一種の)放火が行なわれた車両が、2時間半後には自走して最寄り駅に向かい、しかも東海道新幹線も上下線で運転を再開しているのだから。
「やっぱ新幹線って良く出来てるわ」、これが正直な感想だ。そんじょそこらの(?)鉄道システムならこうはいかない。
 また車内で起きた焼身自殺に対処した(燃える人間を消火・救命)乗務員らも ~100点満点とは言えないだろうが~ 見事だった。やはり訓練と高いモラルは重要なのだ。

 テンプレ記事を垂れ流すマスコミも見習っては如何か。

2015年6月19日金曜日

【中国が人工島に“自走砲”】

 ワシントン時事によると、アメリカ国防当局者は、中国は南シナ海のジョンソン南礁/赤瓜礁に造成した人工島に自走砲を配備していると指摘したという。

 中国の領土的野心がいよいよ剥き出しになった感があるが、それにしても「自走砲」って…?
 もしかしたら、「自走榴弾砲」ではなくて「自走式対空ミサイル/対艦ミサイル発射機」なのかもしれない。

2015年6月3日水曜日

新兵器最前線シリーズ16、現在企画中です

前回ご好評のうちに完売した「現代最強戦車の極秘アーマー技術」ですが、

次回の新兵器最前線シリーズ16では、

ロシア・中国・北朝鮮の新型主力戦車をとりあげる予定です。

発売日は未定(秋頃)です。いましばらくお待ちください!


2015年5月29日金曜日

ホームページでの検索のコツ

軍事研究の公式HPでの検索のコツをご紹介します。

メインページの左側「検索:サイト内を検索」という欄を利用して、
HP内の情報を検索することができますが、これにはちょっとしたコツがあります。

  • 「●年●月号」と入力して検索する場合は、年は半角数字で、月は「一桁の場合(1月~9月)は全角」「二桁(11~12月)の場合は半角」数字で入力してください。
  • また、「アーカイブ」という場所をクリックすると、本誌の年/月号が順に表示されます。お好みの方法でご利用ください。
  • 筆者名をフルネームで検索する場合は、苗字と名前の間に空白を入れずに入力してください。



2015年5月20日水曜日

【“ノストラダムス化”する『サンデー毎日』】

『サンデー毎日』5.31号掲載の〈忌野清志郎/死から7年目の箴言「地震の後には戦争がやってくる」〉では、忌野清志郎氏の著作から、1995年の阪神淡路大震災の時に氏が感じた“直感”を紹介している。
 まさにその通り。例えば1908年のイタリア・メッシーナ地震の後の1914年には第一次世界大戦があったし、1933年の昭和三陸地震の後の日本は日中戦争にのめり込み、その挙げ句が1941年に始まる太平洋戦争である。また日本にも津波被害を及ぼした1960年のチリ地震のあとには(アメリカの)ベトナム戦争が激化したし、24万人という凄まじい人的被害を出した1976年の唐山地震の後の1979年に中国はベトナムに侵攻、中越戦争を引き起こしているのだ!―-というのは、冗談。

 似非科学(オカルト)を論じた書籍によると、ノストラダムスの“予言”が1999年まで保ったのは「いつ・どこで・誰が」を明確に書かなかったので、如何様にも解釈できたからとのことで、これはその通りだろう。だから「地震の後には戦争が、云々」も、いつどこの地震の後に・どんな戦争が、が明確に示されていないので、必ず当たることになる。
(「戦争」は、「受験戦争」でも「握手券獲得戦争」でもイイわけだし)
 もし政権批判をしたいなら、アーティストの“直感”を引っ張り出すのではなく、論理と科学を以てするべきではないか。もうちょっと真面目にやりましょうよ…。

2015年5月18日月曜日

【レッドブルだけじゃなくMASTもね】

 日本初のレッドブル・エアレース、『レッドブル・エアレース千葉2015』は大盛況のうちに終了した。
 一方、ほとんど報道されることはなかったが、同時期に横浜では『MAST ASIA 2015』(海事防衛装備展示会)が開催されていた。
 やはり日本初となったこの『MAST』については、『軍事研究』8月号(7月10日発売)で紹介予定。御期待ください!

2015年5月1日金曜日

【ドローンと高射機関砲】

 この4月の、所謂「首相官邸ドローン事件」だが、「ドローン」という単語に、どうしても違和感を感じてしまう。
 なぜなら、コッチの業界(ミリタリー)では「ドローン」と言えば「(無人)標的機」のことだからだ。
 一般メディアが「UAV」とか「無人機」と呼ばない理由は、謎。

--というワケで~という事では決してないが~、『軍事研究』6月号は、標的機(ドローン)を撃墜する陸上自衛隊の87式自走高射機関砲を捉えた迫力の表紙で5月9日の土曜日に発売です。
(カラーグラビア頁でも87式を特集、7月号ではこの実射訓練ルポを掲載予定です)
 しかし霞が関に87式を配備するわけには、いかないよなぁ……。

2015年3月18日水曜日

【映画『イミテーション・ゲーム』が大ヒットらしい件】

©2014 BBP IMITATION,LLC

第二次世界大戦期、ドイツの暗号機「エニグマ」解読に挑んだ、才数学者アラン・チューリングを描いた映画、『イミテーション・ゲーム』が大ヒッ トしているらしい(マジで)。
たしかに戦後・戦中・戦前が交差する展開、そして史上初の実用電気式コン ピュータを巡る物語はスリリングで面白い。
映画ならではの脚色はあるものの、軍事とはまったく関係ない能力ある民間人を集めて戦争に投入したというのは事実で、これぞ総力戦!
日本人が逆立ちしても出来ない、アングロサクソンならではの戦争ですね。

イミテーション・ゲーム
エニグマと天才数学者の秘密
配給:ギャガ
カラー、115分
2014年、米英合作
TOHOシネマズ、みゆき座他全国ロードショー中。
©2014 BBP IMITATION,LLC

2015年2月27日金曜日

【ウクライナに「ラッチェ・ブム」!】

混沌するウクライナ情勢。
とりあえず重火器の撤去を双方が開始したようだ。
そのことを伝える写真を見て仰天。
「26日、ウクライナ東部で撤去されるウクライナ政府軍の大砲など~」とあるのは、
第二次世界大戦中に野砲として、そしてドイツ戦車キラーとして活躍した「ラッ チェ・ブム」こと76㎜砲ではないの!
威力も使い勝手も(最先進国軍を相手にするのでなければ)手ごろな火砲ではあるが、息の長い兵器だなぁ…。
それにしても、まだ弾薬が残ってたんですね……。

【外交官が関与!北朝鮮武器密輸船】

2月26日の『讀賣新聞』等によると、
武器運送に関わり、国連の制裁を受けた北朝鮮の貨物船運航会社の“制裁逃れ”に北朝鮮外交官が関わっている実態が明らかになったという。
この、キューバからミグ戦闘機やミサイルを北朝鮮に運ぼうとした清川江」号の顛末については、まさにいま発売中の『軍事研究』2015年3月号 「北朝鮮“兵器密輸背船”パナマで御用!」で詳し~く紹介しているので、どうぞご覧あれ。
“砂糖袋”で“武器コンテナ”を隠す手口なんかは、贅沢なんだが貧しいんだか、もはや分からない…。

2015年2月10日火曜日

【そこが変だよ!平和教育】

名古屋や栃木の小中学校の授業で、イスラム国に殺された後藤氏の映像を児童に見せたことが問題となっているが、そりゃ当然だろう。
ところがしかし、イラク戦争の頃、戦闘に巻き込まれて死亡したイラク人の凄惨な遺体写真を子供たちに示す“平和教育”に熱心なフリージャーナリスト氏がいて、たしかNHKのドキュメンタリー番組でも好意的に取り上げていたはずだ。
あの“平和教育”が今回のように、子供たちにPTSDが云々と問題視されたとは、聞いたことがない(編集子が知らないだけかもしれないが…)
イラク人の死体はOKで日本人の死体はNG、というわけでもあるまい。
ちなみに、年端もいかぬ子供に死体を見せるような“平和教育”「百害あって一利なし」と、編集子は考えている。

【『軍事知識検定』が始まる!】

来たる4月17~18日、防衛基盤整備協会主催の
『第一回:軍事知識検定』が行われます。
「下士官学校修了試験」の「ステージ1」
から
「軍司令官選考試験」の「ステージ9」
までを、WEB上で行うインターネット受験です(有料)。

詳しくは、2月10日(火)発売の『軍事研究』3月号のカラー頁ないし「防衛産業ニュース内」告知、または
防衛基盤整備協会の検定ホームページ http://atamaup.jp/bsk/
を御参照ください。

2015年2月4日水曜日

【恵方巻】

昨日は節分。
ちなみに弊誌記者K林は恵方巻きを初めて食べたそうだが、途中で醤油が欲しく なったものの、食べ始めたら口から離せないので苦労したそうだ。
来年は、食べ始める前に所々に醤油を注入しておいては?
それにしても5年ほど前に『酒のほそ道』で紹介された時はドマイナーな存在だった恵方巻きだが、あっという間にメジャーな存在になったものだなあ、と。

2015年2月2日月曜日

【イスラム国による日本人殺害が示したこと】

湯川氏に続いて、後藤氏もイスラム国によって殺されてしまった。
この事件の教訓は、「話し合い」や「平和的な手段」ではどうにもならない状況が、残念ながら世界にはある、という事実である。
(だから軍隊を出せ警察を出せ、という話しではない。念のため)
報道によると、後藤氏は中学校などでの講演活動も行なっていたという。
身近に接した人物が狂信的な暴力によって殺された現実から上記の真理を悟る中学生たちがいたら、それは貴重な教訓となるはずだ。
(でもきっと、精神がピュア過ぎる大人達がまたまた日本陸海軍的な観念論を繰り広げるんだろうナア…)

2015年1月26日月曜日

【またしてもヨルダン】

IS(イスラム国)による日本人拉致事件は、ヨルダン政府の判断にかかる情勢となってきた。
ヨルダンと日本人で思い出すのが、2003年に起きた毎日新聞記者の不発弾事件。
記者がイラク戦争取材で記念に拾ったクラスター子弾の不発弾が、ヨルダンのアンマン空港で爆発、死傷者を出した事件である。
なんかもう、ヨルダン政府にはややこしい迷惑をかけているようで申し訳ない…

2015年1月20日火曜日

【「イスラム国」日本人殺害を警告】


報道によると、「イスラム国」がユカワ・ハルナ氏&ゴトウ・ケンジ氏の身代金を日本政府に要求、払わない場合は二人を殺害すると脅迫しているとい う。
すでに『軍事研究』2014年12月号では、この湯川遙菜氏のトンデモな言動とメンタリティを詳しく分析している。
ただし、どんな「困った人」であっても、日本政府が救出に全力を尽くさねばならないのは、当然のことだ。