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別冊在庫、数点復活しました(2023/7/5更新)

下記の別冊につきまして、数部の在庫が復活しました。 書店注文、直接販売にて承ります。 ご注文前に在庫の有無をお問い合わせください。 最新状況はこちら  http://gunken.jp/blog/archives/gunken_bettsatu.php また、BASE店舗の利用を...

読者アンケートにぜひご協力ください

2022年11月9日水曜日

【名作『橋』がHDマスターで発売!】

 西ドイツ(当時)の傑作映画『橋』(1959年)が、高精細マスターで国内初Blue-ray発売、同時に長く廃盤状態だったDVDも発売された(10月28日)。

映画『橋』(1959)

 さすが高精細マスター、軍装や武器、建物の質感表現が素晴らしく、痛ましさ漂う戦闘シーンでは爆炎と土砂が生々しい迫力で、購入をお薦めしたい。


発売元:アイ・ヴィー・シー

価格:Blue-ray¥5,280(税込)/DVD¥4,180(税込)

2022年9月26日月曜日

軍事研究2022年11月号別冊「大変革の陸上自衛隊」(軍事研究アーカイブ)

軍事研究2022年11月号別冊(2022/10/3発売)

『軍事研究アーカイブ』シリーズ

大変革の陸上自衛隊

創設以来の大変革「国土防衛のため本気で戦う組織に脱皮」


定価:2,200円税込(本体2,000円)
送料:1冊100円※書店購入の際はかかりません

表紙写真:善通寺市内を観閲行進する第15即応機動連隊の16式機動戦闘車…鈴崎利治

カラー・グラフィック:戦略機動力で戦う21世紀陸上自衛隊

序章:陸上自衛隊の戦い方が変わる!メジャーコマンド『陸上総隊』誕生…磯部晃一

第1章:21世紀自衛隊の新体制…奈良原裕也
  • [1-1]誕生!機動師団第8師団/第6師団/第2師団
  • [1-2]即応展開する機動旅団第14旅団/第11旅団/第5旅団/第12旅団
  • [1-3]唯一の機甲師団・政経中枢型師団第7師団/第1師団/第3師団
  • [1-4]地域要衝防衛師団第4師団/第9師団/第10師団
  • [1-5]地域配備旅団第13旅団/第15旅団

第2章:リクジの超個性的部隊のすべて…奈良原裕也
  • [2-1]南西諸島防衛の要対馬警備隊/奄美警備隊/宮古警備隊/石垣警備隊
  • [2-2]我が国唯一の落下傘部隊・日本版海兵隊第1空挺団と水陸機動団
  • [2-3]陸自最大航空機部隊・ネットワーク戦最前線第1ヘリコプター団/システム通信団
  • [2-4]MLRSから高速滑空弾・重装備をすべて所有第1特科団/富士教導団
  • [2-5]試験評価専任部隊・防空を担う特科部隊開発実験団/第1高射特科団/第2高射特科団
  • [2-6]陸上総隊直轄のユニーク部隊中央即応連隊/中央特殊武器防護隊/対特殊武器衛生隊/特殊作戦群
  • [2-7]戦技とノウハウを錬成国際活動教育隊/冬季戦技教育隊/部隊訓練評価隊/女性自衛官教育隊
  • [2-8]脅威の変化に対応西部方面戦車隊/北部方面対舟艇対戦車隊/西部方面対舟艇対戦車隊/第1電子隊
  • [2-9]地域情勢で増強される方面特科隊西部方面特科隊/東北方面特科隊/中部方面特科隊/沿岸監視隊
  • [2-10]無人偵察機隊/第302保安警務中隊/中央音楽隊/中央警務隊/中央情報隊/中央輸送隊/中央管制気象隊/中央業務支援隊/会計監査隊

第3章:21世紀陸自に不可欠の次世代主力兵器
  • [3-1]『10式戦車』&『16式機動戦闘車』…竹内修
  • [3-2]どうなる!?『次期装輪装甲車』…竹内修
  • [3-3]部隊使用承認取得!『装輪155㎜りゅう弾砲』…小林春彦
  • [3-4]AAV7、無反動砲、迫撃砲水陸機動団の三種の神器…芦川淳
  • [3-5]20式小銃の戦場は何処?リクジ小火器装備を総括する…宮永忠将
  • [3-6]陸自の新型輸送機V-22オスプレイとUH-2多用途ヘリ…青木謙知
カラー・グラフィック:火力で圧倒せよ!陸自AFV

2022年9月21日水曜日

【タイガー迷彩服は蛇模様?】

 

 先日、30年あまり愛用のタイガーストライプ・ファティーグ(上衣)姿でスーパーマーケットに行ったら、3歳ぐらいの男の子に「ヘビみたいな服着てる!」と指差されました。

 まぁ、柄のバリエーションのひとつに「タッドポール(おたまじゃくし)パターン」というのもあるし、蛇に見えたのかもしれません。取り敢えず、男の子には「こんちゃ!」と片手を挙げて挨拶しときました。



【ロシア軍によるウクライナ人処刑】

 

 ウクライナが領土を奪還していく過程で、またしてもロシア軍が虐殺(処刑)した遺体が発見されています。

 アンジェイ・ワイダ監督の『カティンの森』(KATYN/2007年)における、ポーランド将校虐殺(処刑)シーンは短いながら強烈なインパクトがあります。

 次々と有刺鉄線で両手を後ろ手に縛り、突き出させた後頭部を拳銃で次々と射っていくという…。


2022年9月13日火曜日

お詫びと訂正(2022年10月号)その2

 本誌2022年10月号「花盛り!装輪式自走砲と無人車両」竹内修氏の記事において、編集部のミスによる誤りがありました。

80ページの見出し、キャプション、本文において「WIDER」となっているのは正しくは「WILDER」です。

また、83ページ中段の見出しで「ラックベースの装輪自走砲」となっていますが、正しくは「トラックベース」です。

大変申し訳ございません。

筆者および読者諸兄姉にお詫びいたします。謹んで訂正いたします。

2022年9月9日金曜日

お詫びと訂正(2022年10月号)

本日発売の、軍事研究2022年10月号の表紙で、カラー図説が「大英帝国の『空母エリザベス級F-35B』」となっていますが、これは誤りです。

正しくは、「仏海軍独自の『原子力空母ドゴール』」です。

空母エリザベス級&F-35Bは、前号の2022年9月号掲載です。

大変申し訳ございません。謹んで訂正いたします。

2022年8月5日金曜日

【竹野内豊とディーツ上等兵】

最近の竹野内豊のタクシーアプリ『GO』のCMを見ると『戦争のはらわた/Cross of Iron』(1977年)のディーツを思い出しますね。「影だけを踏んでいれば還れると思って…」

月刊軍事研究2022年9月号は8月10日(水)発売です。目次情報は少々お待ちください。


2022年7月20日水曜日

【映画『アウシュヴィッツのチャンピオン』公開】


(C)Iron Films sp.zo.o,TVP S.A,Cavatina GW sp.zo.o,Hardkop sp.zo.o,Moovi sp.zo.o

『アウシュヴィッツのチャンピオン』

2022年7月22日(金)より全国順次公開
配給・宣伝:アンプラクド/2020年ポーランド映画/91分



 アウシュヴィッツの地獄を生き延びたポーランド人ボクサー、“テディ”ことタデウシュ・ピトロシュコスキの物語が劇場公開されます。

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“テディ”がアウシュヴィッツに送られたのは1940年。絶滅収容所になる前の強制労働収容所だった時期です。ナチスは、ポーランド団結の核になりうるアスリート達もアウシュヴィッツに放り込んでいたのです。

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 そこで“テディ”は、収容所の親衛隊の娯楽相手として痩せ衰えた姿でリングに立たされることになるわけです。その苛酷さ理不尽さは『勝利への脱出』(1981年)が幼稚園のお遊戯に見えるレベルのツラさです。


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 胸を打つのは、“テディ”本人の信念と執念はもちろん、彼を支えようとする多くの収容者の姿です。それにしても、特別扱いだったとはいえ、アウシュヴィッツを生き延びて戦後も活躍するなんて、スゲェ人がいたものだ、と。

2022年7月14日木曜日

【「試し撃ち」じゃないんじゃない?】

 安倍元首相襲撃事件、「宗教団体施設に試し撃ちか」との報道があったが、「”敵は世界平和統一家庭連合”」なのだから本射なのでは?

ちなみに、これは政治テロではなく、小学生を襲ったり、ガソリンで放火するたぐいの事件と考えている。

2022年7月12日火曜日

【映画『炎のデス・ポリス』公開】

(C) CS MovieⅡLLC.All Rights Reserve

『炎のデス・ポリス』

7月15日(金)よりTOHO シネマズ 日比谷他にて全国公開
配給:キノフィルムズ/2021年アメリカ映画/107分


 思いっきり“振り切った感”のある邦題ですが、原題は『COPSHOP』(警察署)。ジョー・カーナハン監督らしい、なかなかに小気味良いアクション映画なのデス。ちなみにPG12デス。
(C) CS MovieⅡLLC.All Rights Reserve

 砂漠地帯にポツンと建つ警察署に暴力沙汰を起こした男が連行されてくる。マフィアに追われている男(詐欺師)は避難場所としてわざと逮捕されたのだ。ところが、凄腕殺し屋も泥酔男に成り済まして連行されてきたからさぁ大変。

(C) CS MovieⅡLLC.All Rights Reserve

 ルーガー・スーパーブラックホーク・ニューモデルを腰にブチ込んだ新人警官ヴァレリーの活躍で命拾いも束の間、今度はPPKとマイクロ・ウジ(レイルとストック付き)を巧みに操るサイコな殺し屋も乱入、警察署は戦場と化す! 朝を迎えられるのは誰だ!?

(C) CS MovieⅡLLC.All Rights Reserve

 スーパーブラックホークの再装填でシリンダーごと交換してしまうヴァレリーなど、登場するすべての銃の“キャラ”が立っているし、イントロで流れる楽曲も70年代風で楽しい、観ると得した気分になれる1本デス。


2022年7月8日金曜日

【銃撃容疑者は元海自隊員?】

元自衛隊員という報道があるが「 自衛隊員なら銃の扱いに精通している」は勘違いです。

2022年7月5日火曜日

お詫びと訂正(2022年8月号)

月刊軍事研究2022年8月号の表紙写真「KF51パンター」は、竹内修氏撮影ですが、本誌目次内でRheinmetallとしてしまいました。大変申し訳ありませんでした。

竹内修氏および読者諸兄姉にお詫びして訂正いたします。

2022年6月17日金曜日

別冊在庫、数点復活しました(2023/7/5更新)

下記の別冊につきまして、数部の在庫が復活しました。

書店注文、直接販売にて承ります。

ご注文前に在庫の有無をお問い合わせください。

最新状況はこちら http://gunken.jp/blog/archives/gunken_bettsatu.php

また、BASE店舗の利用をご希望の際は、公式HPの「お問い合わせ」からご連絡ください。

※ 古い号や在庫が数冊の場合は、読む分には差し支えない状態ですが、

経年による傷みや、表面に若干の擦れ等がある場合がございます。

何卒ご了承のうえお求めください。

各リンク先には「完売しました」の表示がありますが、下記の在庫がございます。
ご注文前に在庫の有無をお問い合わせください。

1993年6月号別冊 イージス艦「こんごう」→1冊(目次掲載のご要望は公式HPお問い合わせまで)参考:記事検索のヒント

2006年10月号別冊「空自F-Xとスーパーマルチ戦闘機」→1冊

2007年8月号別冊「21世紀の原子力空母」→2冊

2007年12月号別冊「世界のハイパワー戦車&新技術」1冊 完売

2008年6月号別冊「海自汎用護衛艦&世界の戦闘艦技術」→6冊(BASE店舗取扱中

2010年1月号別冊「海上自衛隊空母型護衛艦」→1冊(難あり)

2014年6月号別冊「現代最強戦車の極秘アーマー技術」→1冊(BASE店舗取扱中

2017年10月号別冊「戦うアメリカ軍の全貌」1冊 完売

2019年11月号別冊「ザ・ゲームチェンジャー」1冊 完売

2020年12月号別冊「米中の“戦場別軍事対決”」1冊 完売

2021年5月号別冊「自衛隊の島嶼防衛力」1冊 完売

2021年11月号別冊「最新世界の空母打撃群」1冊 完売

2022年5月27日金曜日

【5/31(火)発売、別冊『現代の戦略攻撃兵器』:編集こぼれ話】

軍事研究2022年7月号別冊『現代の戦略攻撃兵器』が5月31日の火曜日に発売されます。B5版・フルカラー、定価2600円(税込)です。

写真は、巻頭記事の稲葉義泰氏『ウクライナ戦争に見る戦略攻撃兵器&戦略都市攻撃』内に掲載した奪還直後のブチャ市内の様子です。

President office of Ukraine

編集作業をしていて気付いたのですが、写真中央部のこの2人。誌面では分かりませんが、拡大すると……

President office of Ukraine

右側の人物が肩からかけてるAKは当然として……

President office of Ukraine

左側の人物は、サプレッサーとキーモッドを装着したM16系(NOVESKE?)を手にしています。VIP警護に就いてるPMSCのコントラクラーなのでしょうか…。

President office of Ukraine



2022年5月21日土曜日

【今度はロシア人、映画『ロシアン・ロルジャー 戦場に消えた18歳の少女兵士』】

 DVDが発売中のこの映画は、独ソ戦緒戦期にパルチザン活動に身を投じ、ドイツ軍に処刑されたゾーヤ・コスモデミヤンスカヤを英雄的に描いたロシア映画です。

〈写真:Wikimedia/public domain〉

 彼女の活動は火炎瓶でソ連の村々を焼き払う、いわば焦土作戦です。彼女をフルボッコにしたのは、実は村を焼かれた村人だったという説もあるそうですが、そりゃそうだ。


 ゾーヤには女性初のソビエト連邦英雄の称号が授けられ、戦後には彼女の名を冠した道路や学校などが作られ、ウクライナの首都キーフなどにモニュメントも建てられました。

〈写真:Wikimedia/public domain〉


 そのキーフでは2022年、ウクライナの人々がモロトフ・カクテル/火炎瓶でロシア軍侵攻に抵抗したのは、読者諸兄姉御存じの通りです。

〈写真:VOA〉


 ナチス/ファシストと同じ侵略者と成り果てた母国ロシアを、ゾーヤはどう思っているのでしょうか…。

2022年5月20日金曜日

【ロシア軍、レーザー兵器を使用】

報道によると、ロシア軍は対無人機用にレーザー兵器を使用し始めたとのこと。

レーザー兵器最新情報については、軍事研究2022年3月号

野木恵一氏:「魔法のランプの破壊力/攻撃的レーザー兵器」

をご覧ください。人間用に使った時の言い訳も予言しています。在庫はございます。

なお、2022年4月号の在庫も復活いたしました。

2022年5月号・6月号は弊社在庫分完売です。書店店頭にはまだ残っているところがある可能性がございます。お近くの書店へお尋ねください。

オンラインショップはこちら【軍事研究通販】:2022年3月号

2022年5月19日木曜日

2022年4月号は販売を再開いたしました(完売しました2022/6/27)

追記:2022年4月号は完売しました(2022/6/27)

このたびは、たくさんのお問い合わせ、ご注文をいただき誠にありがとうございます。

2022年4月号は、書店注文および直販BASE店舗での発売を再開いたしました。
なお、実際のご注文の前に、ご了承いただきたい点がございます。

こちらは、お読みいただく分には差し支えありませんが、

度重なる輸送および時間の経過で表面に若干の傷や、古びた感じがあります。
(※中古品ではございません)

また、発売から12か月以上経過した古い号や、在庫僅少の号も同様の状態の場合がございます。

どうぞご了承のうえ、ご注文ください。

なお、2022年5月号、2022年6月号につきましては、再入荷はございません。

よろしくお願い申し上げます。

お求めにつきまして、くわしくは当ブログの★ご購入案内★をご覧ください。


2022年5月10日火曜日

【映画『オードリー・ヘプバーン』】

(C)Picture/The Hollywood Archive /Alamy Stock Photo

 5月6日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、Bunkamura ル・シネマほかで全国公開の映画、『オードリー・ヘプバーン』(配給:STAR CHANNEL MOVIES)は、オードリーの実像に迫るドキュメンタリー映画です。

 このドキュメンタリー映画は、ファシズムに傾倒する父親との不和やレジスタンス活動など、知られざる彼女の実像に迫ります。TOHOシネマズ シャンテ、Bunkamura ル・シネマほかで全国公開中。


2022年4月28日木曜日

2022年4月号はいましばらくお待ちください(5/12追記:近日入荷予定です)

(2022/5/12追記:近日中に入荷する予定です)

月刊軍事研究2022年4月号の入荷は、長らくお待たせしておりますが、いましばらくお待ちください。入荷次第、ご案内いたします。

なお、2022年5月号は弊社分完売です。店頭にある可能性もわずかながらございますので、よろしければお近くの書店へお尋ねください。

2022年4月25日月曜日

【ウクライナ女性狙撃兵の実話映画:『ロシアン・スナイパー』】


『ロシアン・スナイパー』

原題『The Battle for Sevastopol』
2015年ロシア・ウクライナ合作
123分
¥5280(税込)
発売:ニューセレクト株式会社


 この作品は、独ソ戦(大祖国戦争)でドイツ兵309人を倒したウクライナ人女性狙撃兵、リュドミラ・パブリチェンコを主題とした映画です。


「ロシアン・スナイパー」は、あくまで邦題で~パブリチェンコはキーフ出身のウクライナ人なのですから~原題は『セバストポリのための戦い』です。


 クリミア半島のセバストポリ要塞攻防戦でパブリチェンコは重傷を負って第一線から引くことになります。その後は狙撃教官として、さらには対アメリカ外交使節一員として活動しました。

 
この映画は、2012年に製作が始まったウクライナとロシアの合作作品です。
 ところが! まさに配給/公開の2014年にプーチンのロシアが軍事侵攻、クリミアを占領します。


 今年2022年にロシアはウクライナ全土を攻撃、暴虐のかぎりを尽くしているのは諸兄姉御存じの通り。この映画は、今日では製作そのものが“アリエナイ”作品なのです。


「私は25歳ですが、309人のファシストを殺しています。アメリカの紳士の皆さん、私の後ろに隠れるのはそろそろやめる頃ではありませんか?」。


 これは外交使節一員として訪米した1942年10月、シカゴでパブリチェンコが“かました”スピーチです。


 2022年4月の今現在でも、まんまそのままウクライナ 将兵がアメリカでスピーチしそうな内容なのが、なんともはや。もちろん「ファシスト」=「プーチン政権」です。

 この映画、シカゴの中国人が人民服姿だったりしちゃってますが、パブリチェンコがエレノア・ルーズベルト大統領夫人と親交を結んだのは本当です。

 戦後の1957年に訪ソしたエレノアと再会したのも本当です(KGBの監視付きでしたが)。ただラストの、一緒にオペラを観劇するのはフィクション。

 でもそのオペラが、射撃が上手いだけの普通の少女だった時代に一度だけ男友達と観た『ラ・トラヴィアータ(道を踏み外した女)』(邦題『椿姫』)というのが、泣けます。




2022年4月22日金曜日

【避難回廊での虐殺を描いたウクライナの戦争映画『ウクライナ・クライシス』】

(C)Ronk Film Production LLC,2019

(C)Ronk Film Production LLC,2019

ウクライナ・クライシス

原題『BESHOOT』
2019年ウクライナ映画
120分/シネスコ
税抜価格:¥4800
発売:ニューセレクト株式会社
(C)Ronk Film Production LLC,2019

 2014年からず~っと続いているロシア・ウクライナ戦争。この映画は、その緒戦期である2014年8月に起きたイロヴァイスクの戦いの顛末を描いたものです。
親ロシア派武装勢力(裏にはロシア軍)に占領されたウクライナ東部の都市イロヴァイスク奪還のため、ウクライナ義勇兵部隊「ドンバス大隊」らが町に突入します。

(C)Ronk Film Production LLC,2019

 でも多勢に無勢…というか装備不足&練度不足で、主人公のビシュート(原題)らウクライナ義勇兵部隊はあれよあれよと劣勢となり、親ロシア派武装勢力とロシア軍に包囲されてしまいます。

(C)Ronk Film Production LLC,2019

 交渉の結果、数日後に停戦合意。

 主人公らは非戦闘地域に設けられた「人道回廊」と呼ばれる避難経路で撤退することになりました。資料によると、この人道回廊についてはプーチン大統領も声明していたとのこと。

(C)Ronk Film Production LLC,2019

 ところがところが。

 ロシア軍は停戦合意を反古にして、撤退中のウクライナ軍を銃砲撃、ウクライナ軍&義勇兵部隊は300名以上と言われる戦死者を出して壊滅します。

「本当はどうだったんだろう?」と調べてみたら~もちろん映像作品としての脚色はありますが~ほぼ、映画の通りだったのでビックリしました。ウクライナ政府はこれを「虐殺」と呼んでいますが、そりゃそうでしょう。

(C)Ronk Film Production LLC,2019

  今年2月以降、ロシアが民間人避難のための「避難/人道回廊」設定を提唱した時、ウクライナ政府は否定的な態度でした。もちろん、「ロシアは前回がそうだったから、今回もそうだ」とは言い切れません。

 でも日本のメディアでの「(人道的に)一歩前進だ」「ウクライナ政府は早くプーチンの提案を受け入れるべきだ」的な反応を見るにつけ、「日本は平和ボケ」と言うより、「ただ単にモノを知らないだけじゃないか?」と~今回も~思ったものです。

2022年4月15日金曜日

【黒海艦隊「モスクワ」沈没公表】

原因は火災だそうです。

潜水艦クルスクのときは他国の攻撃だと言い張ってました。

今回は火災なんですね。真相やいかに。


ところで『潜水艦クルスクの生存者たち』冒頭の結婚式のシーンは泣けます。

だってみんな死んじゃうのはわかっているわけですから…。

2022年4月14日木曜日

【巡洋艦「モスクワ」爆発総員退艦、ロシア「火災です」】

軍事研究2022年5月号でも紹介している映画『潜水艦クルスクの生存者たち』でも描かれているように、 
2000年の潜水艦クルスク爆沈事故のときには「NATOのせいだ」「アメリカの原潜と衝突した」とロシアは言い張っていたんですよね…


2022年4月9日土曜日

【ウクライナ戦争の映画を知っていますか?】

 ウクライナの戦争映画『ソルジャーズ ヒーロー・ネバー・ダイ』


ソルジャーズ ヒーロー・ネバー・ダイ

DVD好評発売中 3,900円(税抜)
ハピネット・メディアマーケティング
©Ukrainian State Film Agency and IDAS FILM LLC, 2017


 読者諸兄姉ご存じの通り、ウクライナとロシアの戦争は、2014年からず~っと続いています。
 その8年のなかでウクライナはいくつかの戦争映画をつくっていて、そのひとつが『ソルジャーズ ヒーロー・ネバー・ダイ』(2017年)なのだ。


 これは、いわゆるひとつの広報映画ではあります。
 だけれど、ロシア軍の多連装式燃料気化弾発射自走砲「TOS-1ブラチーノ」がネタのひとつになっているのは、さすが戦時下映画。さらにT-72系戦車の実射シーンも拝めるのだ(反動がスゴイ)。


 原題は『キボルグ(サイボーグ)』。
 これは、不退転の決意でドネツク空港を死守せんとする兵士を、隊長が「お前ら鉄人か」みたいな意味で「キボルグ」と呼ぶシーンによるものです。


 この作品の他にもウクライナは、ロシアとの戦争を題材にした複数、映画を作っています。
 一方のロシアが作っているのは、独ソ戦/大祖国戦争を題材にした映画で、それもロシア人だけがナチスドイツと戦ったかのような内容だったりします。
 ウクライナが現実を直視し次に備えていたのに対し、ロシアは過去の栄光を見ていた--その辺も今回の戦争の流れに関係してるのかもしれません。


2022年3月25日金曜日

2022年4月号はしばらくお待ちください

月刊軍事研究2022年4月号(定期購読含む)は、ただいま出荷を停止しております。

入荷次第、ご案内しますのでしばらくお待ちください。

たくさんのお問い合わせ、ご注文をいただき誠にありがとうございます。

ご予約分は入り次第、速やかに出荷いたします。

なお、弊社では把握しておりませんが、書店でお取り扱いのあるところでは、店頭にある可能性がございます。
お急ぎの方は、お近くの書店へお尋ねいただければ幸いです。

2022年3月16日水曜日

【躊躇なく核兵器を使用する国々】

ロシアが核兵器を使うとの懸念が高まっていますが、もうアリアリです。

ですがその瞬間、世界の安全保障は別次元になるでしょう。

くわしくは軍事研究2022年2月号の記事、

誰もが持てる『水平拡散』の世紀…野木恵一氏

をぜひご覧ください。弊社在庫はございます。

書店でのご注文は送料がかかりません。

オンラインショップはこちら【軍事研究通販】2022年2月号

2022年3月15日火曜日

【北朝鮮、ICBMふたたび発射か】

報道によると、北朝鮮がICBM発射の兆候ありということで、アメリカ軍は電子偵察機を飛ばしているとのこと。

くわしくはこのことを予見していた、軍事研究2022年4月号の記事、

北朝鮮『核爆弾45発』分の核物質を備蓄…黒井文太郎氏

をご覧ください。

なお、4月号は弊社在庫が少なくなってきております。お早めのご入手をおすすめします。

お近くの書店をぜひ、のぞいてみてください。

追記:2022/5/20 在庫復活しました。

オンラインショップはこちら【軍事研究通販】2022年4月号


【丸善丸の内本店さんにありました】

3/11金曜日

3/11(金)夕方、丸善丸の内本店さんの特設コーナーで、軍事研究2022年4月号を見つけました。

現在、弊社在庫が少なくなっております。ご入手はお早めをおすすめいたします。

※各書店の在庫につきましては、直接書店にお尋ねいただければ幸いです。

2022年3月14日月曜日

5月号の発売日は4/8(金)の予定です

来月発行の「軍事研究2022年5月号」の発売日は4月8日(金)の予定です。

お近くの書店でご予約いただけます。発売日頃のお受取りは、早めのご予約がおすすめです。

また、弊社直販、または弊社通販でもご予約を承っております。

詳しくは、当ブログの★ご購入案内★をご覧ください。着払いや多様なお支払い方法についてご案内しております。

なお、大手ショッピングサイトの在庫は、弊社の実際の在庫とは連動しておりません

よろしくお願い申し上げます。

2022年3月8日火曜日

【 「ストリチナヤ」改名】

みんな大好き、ラトビアで作られているウォツカ「ストリチナヤ」は、ロシア語で「首都」という意味。

このたび、ロシア語はよろしくないとのことで「ストリ」になるそうです。

ソビエト連邦に併呑されていたラトビアとしては、いまのロシアの行状を目の当たりにすれば当然かもしれません。

2022年3月1日火曜日

【 「非核三原則」を見直せ】

報道によると、岸防衛相は「非核三原則を堅持」という考えを示したそうだが、「核抑止力の見える化」をアピールするべきだ。

どういうことかは、月刊軍事研究2019年4月号の記事、

日本の選択肢『ソフトウェアの核共有』…山形大介氏

をぜひ、ご覧ください。

オンラインショップはこちら【軍事研究通販】2019年4月号

書店でもお取り寄せいただけます。

2022年1月24日月曜日

【アメリカ、ロシアとウクライナを渡航中止に】

緊張高まるロシアとウクライナ。

報道によると、アメリカ国務省はロシアとウクライナへの渡航中止を発表した。

この問題は、すでに軍事研究2022年2月号

2022年、コロナ蔓延世界の軍事の焦点…黒井文太郎氏

で、解説されています。ぜひご覧ください。

お求めは書店、または通販をご利用ください。




2022年1月14日金曜日

【“安全保障は嫌”? 海部俊樹元首相死去】

 海部俊樹元首相が死去。

 自身が決断、命令したペルシャ湾掃海部隊の出発式に出席せず(帰国式には参加)、「派遣掃海部隊」では“海部ヲ掃ウ”に繋がるからと「掃海派遣部隊」に変更させたりと奇天烈な言動な政治家だった。

 一方で、若かりき頃には青年海外協力隊発足に尽力した人物でもあり、軍隊からはひたすら目を背ける、典型的戦後派政治家だったのかもしれない。

2022年1月13日木曜日

【エチオピア内戦と無人機】

報道によると、またもエチオピア内戦で無人機攻撃が行われ、19人が死亡したという。

「なにそれ?」という方は、いま発売中の軍事研究2022年2月号の記事をぜひご覧ください。

2022年、コロナ蔓延世界の軍事の焦点…黒井文太郎氏


2022年1月7日金曜日

【年賀状をありがとうございました】

あけましておめでとうございます。

読者の方から年賀状をいただきました。誠にありがとうございます。

また、郵便振替票にメッセージをくださる読者の方々にも、一件一件皆様へお返事をすることはできませんが、この場を借りてお礼申し上げます。

よりよい誌面作りに努めてまいりますので、今後ともよろしくお願いいたします。

本ブログの上部では「読者アンケート」を設置しておりますので、皆様のご意見ご感想をお寄せいただければ幸いです。

本年もよろしくお願い申し上げます。

2022年1月5日水曜日

お詫びと訂正(2022年2月号)

 本誌2022年2月号の目次および表紙で誤記がありました。「中部方面航空隊」とありますが、正しくは「中部航空方面隊」です。申し訳ありませんでした。謹んで訂正いたします。