報道によると、クマ被害の続く秋田県は自衛隊派遣の要望を検討しているとのこと。
『自衛隊VS動物 自衛隊獣虫害対策作戦集』(2023年、著:dragoner/石動竜仁)という興味深い同人誌がありまして、1960年代の北海道・東北でクマ対策のために自衛隊が出動した事例が紹介されています。
自衛隊の車両による通学支援(“自家用車”が普及する前なので)が主任務で、自衛隊が積極的に駆除するものではなかったらしいです。
同書では1950~60年代の自衛隊によるトド狩り(F-86による機銃掃射も!)も紹介されていますが、陸自1佐と漁業組合長が発起人になって「海馬(トド)供養記念碑」が建立されたエピソードは、日本人らしい優しいメンタリティだと思いました。
さて、害獣対処ではありませんが、月刊軍事研究2025年12月号では、
「住民避難&国民保護は机上の空論」福好昌治氏
「先島諸島住民避難計画の全貌とその課題」金澤武規氏&中林啓修氏
の二つの記事で、有事の際の住民避難について検証されています。ぜひ、ご覧ください。
月刊軍事研究2025年12月号は、11/10発売です。目次情報は、公式ウェブサイト(http://gunken.jp/blog/)に掲載します。少々お待ちください。
