何でもペルシャ湾へ派遣された海自掃海部隊のレベルの高さに諸外国軍が舌を巻いたという噂がまことしやかに流布されており、愛国的・国防的思想傾向のある人々の間では半ば都市伝説化して酒の肴になっているようで、「日本の掃海部隊は世界一だってねぇ~」という話を聞かされることも非常に多い。
ところが、当の海自関係者に話を聞くと、ペルシャ湾では海自掃海隊は一世代以上遅れていたとのことだし、FRP船を導入したのも先進国では一番遅かったという。
ペルシャ湾での掃海部隊が士気と練度では、確かに世界一だったかもしれないが、「伝説」はなかったと断言できよう。くれぐれも流布されている「伝説」にはご用心、ということだ。ちなみにペルシャ湾における海上自衛隊の掃海部隊の実情については12月10日発行の一月号に詳しい記事が載っているので参照して頂きたい。
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