『ロープ』劇場公開時のチラシ |
諸兄姉御存じの通り、「都市ガス」は空気より軽いので上方に、「プロパンガス」は空気より重いので下方に溜まります。
ボスニア・ヘルツェゴビア紛争停戦直後を舞台にした映画『ロープ』(2015年)では、台所のガスを開けっ放しにしてテーブル上に火を放ち、ガス爆発で民家を破壊するという破壊活動が紹介されてます。
これは実際に行なわれていたことで、SFORに従軍取材した時、「ここの家々は軽いガスだから屋根が吹き飛んでる」「ここの家々は重いガスだから下部から壊れている」と将校から解説され、何とも言えない気分になったことがあります。
映画では天井と屋根が破壊されているので「軽いガス」ですね。
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