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別冊在庫、数点復活しました(2023/7/5更新)

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2026年9月2日水曜日

【映画『戦場0地点』】

  2023年、ロシア軍占領下にあるバフムト奪還を図るウクライナ軍第3強襲旅団は、まず交通の要衝であるアンドリーウカ村の奪還を目指す。だがその戦いは――。


『戦場0地点』

配給:アンプラグド、カラー/108分、監督・脚本・撮影:ミスティスラフ・チェルノフ、2025年ウクライナ映画


 ウクライナ軍小隊に同行して戦いと将兵の表情を記録したドキュメンタリー映画が、いよいよ9月4日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国順次公開です。

(C) 2024 Dogwoof

 ウクライナ兵は、かつて樹林帯(防風林?)だった地形を徒歩で進むしかありません。樹林帯の両側は平原なのですが地雷が敷設されているうえ、完全に標定されているのでAFVで突破するのは事実上、不可能だからです。
 クレーターに覆われた緑の大地、そして木々が吹き飛ばされたかつての森林の姿は、悪夢のような情景です。


 かつて樹林帯だったアンドリーウカ村までの長さ2000mを巡ってロシア・ウクライナ両軍が消耗戦を繰り広げます(原題は『2000 METERS TO ANDRIIVKA』)。
 ちなみに冒頭に出てくるAFVは、M113をIFV化したAIFV系のようですが、故障した自車を放棄する決断の早いこと。30秒かそこらです。AFVはなかば消耗品なのがよく分かります。


 ウクライナ軍将兵のヘルメットにはカメラが装着されています。ウクライナ軍野戦司令部にはディスプレイやタブレットが並び、ヘルメット・カメラとUAV(ドローン)からの映像が表示されています。
 リアルタイム動画と音声から即興で判断し指揮統制――そんな、陸上自衛隊の教材にもつかえそうな映画が、いよいよ9月4日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国順次公開!


 躓いて転んだのかと思いきや被弾して戦死--戦闘地帯では小中口径砲弾の炸裂音がひっきりなしに轟き、銃弾の飛翔音が「ピチュ…」と囀ります。ちなみに編集子は「塹壕戦にはやっぱり火炎放射器だよな」などと無責任に考えたりしてました。
 奪還した町は撤退するロシア軍に破壊しつくされ、瓦礫の原と化しています。「俺たちは“土地の名前”を奪還してるんだ」というシニカルな言葉が「占領される」という現実が突き付けられます。


 世界のメディア(『軍研』も)が「戦況は停滞」と報じている間にも前線では毎日死傷者が出ています。編集子は主人公のパウルが死んだ日に「とくに報告すべき事項無し」と記して終わる傑作『西部戦線異状なし』を思い出しました。

9月4日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国順次公開!