――保存期間がレトルトパックの2倍(3年)の缶詰糧食にも――
と書きましたが、弊誌編集部オオクボによると、2011年に戦闘糧食Ⅱ型(レトルト)の新型の調達が行われており、その賞味期限は3年になっているとのこと。
お詫びして訂正いたします。
以下は彼が語る蘊蓄です。
「カンメシ」というのは愛称で、正式名称は「非常用糧食」および「戦闘糧食Ⅰ型」。
なぜ名前がふたつあるかというと、カンメシは備蓄用糧食として「非常用糧食」の名称で予算要求が行なわれます。
その3年の賞味期限のうち最初の1年は各方面隊の補給処で、次の1年は各駐屯地で「非常用糧食」として備蓄され、最後の1年間における演習などの際に「戦闘糧食Ⅰ型」として給食されるわけです。まぁ名前が変わる出世魚みたいなもんです。
と、いうことで、賞味期限が3年になった新型レトル ト戦闘糧食なら上記システムに適うため、「非常用糧食(軽包装型)」として予算要求された経緯があります。
でも、缶詰糧食も缶詰ならではの味わいがあると思うんですがねぇ……(談)。
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