| 『総力戦研究所と海軍第一委員会』表紙 |
総力戦研究所と海軍第一委員会
工藤美知尋著
並木書房刊
定価(本体1800円+税)
なぜ、日本は敗北を予測し得る情報と分析を持ちながら戦争へと進んだのか? 「分析と政策決定が分離」し「“開戦を前提とした思考”が自らを正当化していった」と喝破する筆者の本書執筆の動機は、昨年八月に史実を大きく曲げて放映されたNHKドラマにあるという。
問題点を指摘されながらも今年七月の劇場公開に邁進するNHKの姿勢は、皮肉にも昭和一六年の日本そのものに評者には感じられた。
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