トランプのアメリカはアメリカ・ファースト、小池都知事は都民ファースト、五輪はアスリート・ファーストと、〇〇ファーストが大流行だ。今年の流行語大賞になるかどうかは分からないが、我が家が犬ファーストであるのは確実だ。
かねて私が欲している薄型突っ張り本棚の購入は諸般の事情でなかなか進捗しないのだが、先週我が愛犬が膝を痛めたところ、犬がソファーに上るための犬専用階段(こんな商品があることを初めて知った)、犬が滑らないための犬専用カーペット(これも初めて知った)、犬用コンドロイチン(これは何となく知っていた)が即日ネット通販で購入されたことからも明らかである。
ただ驚いたのは、それら珍しい商品(私が管見にして知らなかっただけかもしれない)が注文の翌日に配送されてきたことである。ネット通販と配送ネットワークの威力には痛感させられた。
しかしこれほどに便利なものを、当たり前として頼りにしてしまうのは如何なものだろうか。網の目を綱渡りするようなシステムに頼り切ってしまえば、小さな事故でも大惨事に繋がりかねず、テロリストの恰好の攻撃目標ともなろう。
この懸念の一角が形となって表れたのが、アスクルの配送センターの大規模火事であり、ヤマト運輸の宅配サービス抜本的見直しである。この予兆を候察して生かせるかどうかが将来の日本の安全を決める鍵である。何ファーストの人にとってもファースト・クエスチョンだ。
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