政府は10日、南スーダンでのPKOに派遣している陸上自衛隊施設部隊を撤収させる方針を決定した。その理由として、施設部隊の派遣期間が5年を超えて過去最長のなったことや、首都ジュバでの施設整備に一定の区切りをついたことなどをあげ、現地の治安情勢の悪化ではないとしている。
昨年11月に安全保障関連法に基づき、派遣部隊に「駆けつけ警護」という新たな任務が付与されたばかりでの今回の決定。派遣部隊が作成した「日報」をめぐる問題などで野党の追及を受けている現状での決定に、唐突の感は免れない。
ただし、南スーダンの国内情勢を概観する限り、1日でも早い撤収は歓迎だ。5月末までに派遣部隊が無事帰国されることを願ってやまない。
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