注目の投稿

別冊在庫、数点復活しました(2023/7/5更新)

下記の別冊につきまして、数部の在庫が復活しました。 書店注文、直接販売にて承ります。 ご注文前に在庫の有無をお問い合わせください。 最新状況はこちら  http://gunken.jp/blog/archives/gunken_bettsatu.php また、BASE店舗の利用を...

読者アンケートにぜひご協力ください

2016年4月28日木曜日

【熊本城の震災被害と都市伝説】

 熊本地震で被害に遭われた方々に、心よりお見舞い申し上げます。

 この地震では、熊本城の崩落した無惨な姿がテレビに映し出され、特に算木積み一本にかろうじて支えられた飯田丸五階櫓の映像は、多くの人に衝撃を与えた。

 そのあまりの衝撃もあってか、ネットを中心に様々な言説が流布されたが、その中で無知や都市伝説がベースになっているものが多々あるので、そのいくつかを正しておきたい。

 まず最初に、熊本城天守の瓦がほとんど落ちてしまったことを受け、地震の時に天守や櫓の瓦は倒壊を防ぐためにわざと落ちるように成っている。さすがは清正公の建てた名城だ、という説だ。

 これはまったくの都市伝説。城でも寺でも地震の時に瓦が落ちると近くにいる人の生命に危険を及ぼすのでわざわざ落下させるという設計はあり得ない。

 軽くするためなら鉛瓦や銅瓦にするという方法があるし、天守は普段は倉庫として使用していたのだから、土瓦の重さすら軽減したいというなら、荷物を入れない或いは柿葺きにすればいいだけのことである。

 ちなみに熊本城天守は昭和35年に鉄筋コンクリート造で外観復元された復元天守である。

 同様のものとして、石垣も地震の時にわざとずれることで全体の倒壊を防いでいるという説も聞くがこれも都市伝説。

 牛蒡積みの説明としては正しいが、打込み接ぎ、切込み接ぎを主とする近世の城の場合、わざわざずれる様に積むことはない。

 江戸城などでは石と石をチキリという金属具で固定しているくらいである。
 
 地震や経年劣化で孕み出たらその都度すぐに修復するというのが正しい。


 逆に、熊本城の惨状を目の当たりにして、清正公の城もひいては日本の城も大したことはない。熊本城もたまたま災害を免れていたにすぎないという言説も聞くが、これも誤り。
 
 熊本城は現代になっての再建が目覚ましい城で、昭和35年の天守、昭和56年に再建されたものが台風で倒壊したため平成15年に再建された西大手門櫓、平成14年再建の南大手門、平成15年に再建された戌亥櫓、未申櫓、元太鼓櫓、20年の本丸御殿・・・。
 
 件の飯田丸五階櫓は17年の再建。

 在来工法による完全復元だが基礎は鉄筋コンクリート造のため上下での振動の伝わり方のバランスが悪くなっていることは容易に想像がつくし、もともとあった石垣を毀損していることに変わりはない。

 慶長年間の創建当時のまま現存している宇土櫓がほとんど無傷の(瓦もほとんど落ちていない)様に見受けられるのと好対照で、清正公の城が如何に堅固であったかを証明する事になったと言っても過言ではないだろう。

2016年3月16日水曜日

【北朝鮮が弾道ミサイル弾頭の再突入“模擬”実験】

 3月15日、北朝鮮は
「核弾頭爆発実験とさまざまな種類の弾道ミサイル試験発射の断行」
を発表した。

 さらに注目すべきなのは
「金正恩第1書記が弾道ミサイル弾頭の再突入“模擬”実験を視察」
という発表だ。

 この再突入技術こそが、長距離弾道ミサイル実用化の“肝”であり、軍事専門家が警戒していたひとつであり、弊誌『軍事研究』でも再三再四指摘してきたことなのだ。

なお、これについては軍事研究2016年4月号でも、野木恵一氏が解説しているので
ぜひご覧ください。
出来るか「再突入弾頭」「固形燃料」「小型化」「移動式」 
北朝鮮長距離ミサイル、真の脅威
軍事研究2016年4月号

2016年3月8日火曜日

お詫びと訂正(2016年4月号)

軍事研究2016年4月号の顔のページの西田安範氏のお名前に誤植がありました。

163ページ
「西田安範氏」とすべきところを「西田安規範氏」と掲載してしまいました。

誠に申し訳ございませんでした。西田安範氏および読者の皆様にお詫びして訂正いたします。

2016年2月29日月曜日

【さよならカンメシ、またきてレトルト】~お詫びと訂正~

 前回の記事(2016年2月24日)において、
――保存期間がレトルトパックの2倍(3年)の缶詰糧食にも――
と書きましたが、弊誌編集部オオクボによると、2011年に戦闘糧食Ⅱ型(レトルト)の新型の調達が行われており、その賞味期限は3年になっているとのこと。
 お詫びして訂正いたします。

 以下は彼が語る蘊蓄です。
「カンメシ」というのは愛称で、正式名称は「非常用糧食」および「戦闘糧食Ⅰ型」。
 なぜ名前がふたつあるかというと、カンメシは備蓄用糧食として「非常用糧食」の名称で予算要求が行なわれます。
 その3年の賞味期限のうち最初の1年は各方面隊の補給処で、次の1年は各駐屯地で「非常用糧食」として備蓄され、最後の1年間における演習などの際に「戦闘糧食Ⅰ型」として給食されるわけです。まぁ名前が変わる出世魚みたいなもんです。
 と、いうことで、賞味期限が3年になった新型レトル ト戦闘糧食なら上記システムに適うため、「非常用糧食(軽包装型)」として予算要求された経緯があります。
 でも、缶詰糧食も缶詰ならではの味わいがあると思うんですがねぇ……(談)。

2016年2月24日水曜日

【さようならカンメシ】

 2016年2月23日付『讀賣新聞』によると、陸上自衛隊は現行の缶詰とレトルトパックの二種類で構成している戦闘糧食を、レトルトパックのみとすることに決めたという。

 軽量なので機動力向上の一助となること、そしてレトルトパックの方がビタミン含有量が多いというのが、理由とのこと。

 保存期間がレトルトパックの2倍(3年)の缶詰戦闘糧食にも、保存食としての役目はあると思うんだけれど。 あのOD色の“カンメシ”がなくなると思うと、感慨深いものがありますね。
 
 ちなみに職場のF女史は赤飯や福神漬の缶詰を父親のお土産で食べた思い出があるそう。「子供の頃、あの銀色の缶詰がぴかぴかしてかっこいいと思った」

 缶がぴかぴかの頃…大昔ですね。なお、とくに好きだったのは乾パンに付属していた「オレンジスプレッド(オレンジ果汁0%!)」とのことです。

 かつて『戦闘糧食の三ツ星をさがせ!』(潮書房光人社)を誌したこともある小誌編集部オオクボなんかは、遠い目をしちゃってます…。
 ちなみに彼によると、記事末尾にあるビタミン強化戦闘糧食の開発には「大賛成!」だそうである。

2016年2月8日月曜日

【北朝鮮、ミサイル発射】

北朝鮮が2月7日、「人工衛星」と称する長距離弾道ミサイルを発射した。
1月6日の核実験に続いての強行だが、この水爆実験(?)についての詳細は、
あさって2月10日発売の3月号の野木恵一氏の記事に詳しいのでぜひご覧ください。
金正恩、核爆弾を抱いて自爆か!?
北朝鮮、水爆実験に失敗!
また、北朝鮮のニュースで隠れがちだが、イスラム・テロや中東紛争もやっかいなことになっている。
こちらについては、黒井文太郎氏の記事をご覧ください。
オバマ政権最終年に紛争勃発
2016年、地球に戦争の火種はいくつあるか

2016年1月22日金曜日

【どうでもいいけれど】

 弊誌記者KBによると
「自衛隊に可愛い娘なんて、そうそういない。可愛く見えるのは制服のおかげだ」
そうである。
 というわけで皆さん、ちょっと見には騙されない(?)KBが防衛省内を歩いていたら声をかけてやってください。